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第468話

Author: 北野 艾
その考えは、志帆の頭の中にも以前からあった。

特に、詩織が事業提携のために『エイジア・ハイテック』を訪れた際、柊也がひそかに彼女の動向を注視していることに気づいてからというもの、その思いは強くなるばかりだった。

あろうことか柊也は、『ココロ』の上場支援すら視野に入れている様子だったのだ。今、母の言葉と自分の思惑が完全に一致した。

志帆は佳乃に尋ねた。

「お父さんは、いつ江ノ本市に戻るの?」

「来週よ」

「お父さん、市場監視局の村上さんと懇意だったわよね。彼に連絡をつけてくれるように頼んでもらえない?」

志帆の意図を察し、佳乃も頷く。「任せておきなさい、ちゃんと手配しておくから。それより志帆、あなたにはもっと重要な仕事があるでしょう」

佳乃は娘の目を真剣に見据えて諭した。「今、世間の話題はもっぱら『江崎詩織が、かつて賀来柊也が打ち立てた史上最速上場記録を塗り替えるかどうか』で持ちきりよ。もしあなたがここで、あの女より早くその記録を更新できたらどうなると思う? 世間の評価は一変するわ。もちろん、海雲の見方もね」

「もし成し遂げれば、一発逆転。鮮やかな大勝利よ」

週末の二
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Comments (2)
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utano33
マナーがなってないなんて特大ブーメラン
goodnovel comment avatar
utano33
自分を磨かないで人の足を掬うことばかりに注力してるから良い結果にならないんだよ
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