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第55話

Author: 閑雲
陽咲はすかさず声を上げた。「その民間療法とやらが、どうしてあんな都合よく不妊を誘発する薬になるわけ?」

悠里は血の気を失った真っ青な顔で、すがるように聡子を見た。

聡子が慌てて口を挟む。「いい加減になさい、陽咲!さっきあなたが大勢の前で悠里に恥をかかせたこと、まだ落とし前をつけてもらっていないのよ!」

陽咲は冷ややかな声で返した。「次元の違うお話を、一緒になさるおつもりですか?片方は悪意に満ちた殺人未遂、もう片方は『うっかり』証拠をスクリーンに映してしまっただけです」

「殺人未遂」という物騒な言葉を聞き、怜央は眉をひそめた。「陽咲、いい加減にしろ!」

大輔は少し考え込むと、口を開いた。「……よかろう。悠里はこれが初犯だ。罰として、三ヶ月間の小遣いを停止する。

それから陽咲、お前だ」彼は陽咲へと向き直った。「故意に我々望月家の顔に泥を塗るとは、言語道断だ!

田中さん!陽咲を連れて行け。三日間の謹慎だ!その間、何人たりとも面会は許さん!」

言い渡すと、大輔は愛想笑いを浮かべて怜央を見た。「怜央君、俺が実の娘を躾けることに、異存はないね?」

怜央は軽く微笑んだ。「ええ、あり
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