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おもいあい③

last update Date de publication: 2026-02-04 19:10:20

 到着した警察に事情を話し、ようやく神崎は解放された。

「約束通り、おれが送っていきます」

 と、伝えると、女性は「お願いします」と、頭をさげた。今は神崎しか信じられないからだろう。

 コンビニを出て歩き始めたところで、彼女がぽつぽつと話し始めた。

「あの、あたしが、お兄さんに声をかけた理由、なんですけど」

「何ですか?」

 彼女は神崎のかばんをちらりと見た。

「かばんにウカポンがついてたから、なんです」

 はっとして見おろすと、確かにウカポンのマスコットをさげていた。

 ついこの前まで家の鍵につけていたのだが、間遠からのお土産と取り替えたため、居場所をなくしたマスコットをかばんにつけたのだ。

「ああ、そういうことだったんですね」

 よく見ると彼女のかばんにもウカポンの缶バッジがついており、ともにウカポンが好きなのだと分かる。

「だから女性だと思っちゃったし、そうでないと気づいてからも、やっぱりウカポンが好きな人なら信じられると思って」

「それでおれの
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  • 久我探偵事務所の灯りの下で   知らない君①

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  • 久我探偵事務所の灯りの下で   ウカポン友の会③

     もなかの質問は極端だったが、璃久は不快になった様子もなく肯定した。「うん、そういうこと。でも、ボクはあんまり恋愛経験がないから、実際にどうなるかは分からないよ? でもね、だからこそ、わくわくするんだ」 そう言って、璃久は大きな目を輝かせた。「どんな人と恋に落ちて、二人でどんな風に過ごすのか。 ボクには可能性にあふれた未来が待ってるから、毎日が楽しいんだよ」 もなかは呆けたように息をつき、神崎は頬杖をついて璃久を見つめた。「やっぱり、璃久ちゃんはすごいね。その前向きさ、おれにも分けてほしいくらいだよ」

  • 久我探偵事務所の灯りの下で   ウカポン友の会①

    「神崎さーん!」 一月も半ばに入り、寒さがより厳しくなった頃。 久我探偵事務所に名城璃久がやってきた。 神崎寿直は手を止めて顔をあげる。「どうしたの、璃久ちゃん」「明日って、空いてますか?」 神崎の机へまっすぐに寄ってきて、可愛い顔をした青年はそう言った。 中性的なショートボブにぱっちりとした目、色白で小柄な背丈から、一見すると女の子のようだ。「うん、特に予定はないけど」「じゃあ、一緒に原宿行きませんか? 実は明日、親戚の子とウカポンショップに行

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