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第1360話

Author: リンフェイ
莉奈は耐えられず地面にしゃがみ込んで、顔を覆い辛そうに泣いていた。

暫く泣いた後、彼女はようやく立ち上がり、ティッシュで涙と鼻水を拭き取り、前に向かって歩き出した。

離婚することに関しては、今すぐにはできない。

離婚してしまえば、あの名前も知らない女から受けた任務はどうすればいい?

自分の家族たちはどうするのだ?

それに俊介は彼女が他人から奪い取って来た男だ。そんな相手と分かれてしまえば因果応報だと周りから笑い者にされてしまう。

莉奈は唇を噛みしめ、心の中で自分に、誰かに頭を下げたり萎縮して後退したりなどできないと言い聞かせていた。絶対に佐々木家一家をこれでもかと苦しめなければ気が済まない。

絶対に第二の内海唯月になどなってたまるものか!

俊介と莉奈の夫婦が大きくもめたことなど唯月は知ることもなかった。彼女は俊介の話し方が気に食わなかったので、あっさりと電話を切っただけなのだ。

元夫などに構っている暇などない。

本当に陽に服を買ってあげたいと思っているなら、陽のサイズを教えれば済む話だろう。サイズがわかったのに、俊介が息子のサイズに合う服が買えないというのか?

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