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第148話

Author: 墨香
豊水は扉を押し開け、中へ入った。

その部屋は広く、重厚なヨーロッパ宮廷風の内装で統一されていた。

濃色のベルベットカーテンに、クリスタルのシャンデリア、精巧な彫刻が施された家具。床には分厚いペルシャ絨毯が敷かれ、足音を完全に吸い込んでいる。

部屋の中央には、巨大な円形ベッドが置かれていた。

支柱には金箔が施され、深紅のベルベットで作られた天蓋が幾重にも垂れ下がり、ベッドの上をおぼろげに隠している。

その周囲には、さまざまな道具が一式揃えられていた。

鞭、手錠、縄、羽根、蝋燭......

すべてがベッドサイドテーブルの上に、整然と並べられている。

豊水は道具をひととおり眺めると、口元をわずかに上げ、ベッドの上にいる若い女性へ目を向けた。

正確には、横になっているのではない。

縛りつけられていた。

まだ18歳を過ぎたばかりに見える、若い女性だった。

白い肌に整った顔立ちを持ち、艶やかな黒髪が枕の上へ乱れて広がっている。そのせいで、顔はいっそう青白く見えた。

両手首と足首は革紐で縛られ、ベッドの支柱へ固定されていた。

体は大の字に広げられ、衣服はひどく引き裂かれ、
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