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第 481 話

Author: 柏璇
明菜は人混みの後ろに立ち、最初の不安はすっかり消えていた。

ここ数日、この同僚たちに対する洗脳はうまくいった。澄香が先頭に立って守ってくれ、さらに俊明の事情もある。たとえ久瀬副社長が知ったとしても、自分に手を出すことはないだろう。

そして、彩乃は、もう皆の怒りを買ってしまった!

明菜は落ち着きを取り戻し、低く言った。「彩乃、もう言わなくていい。わかってる。どうしたって私のせいだと思うんでしょ。もう罪を背負う余力はない。私のお母さんは、あなたのせいで自ら命を絶ったの。まだ追い詰めるつもり?」

その言葉に、真理がまたしても叫んだ。「ふざけるな!!!!」

その声に、周囲の一人が思わず飛び上がった。

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