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冒険をしよう

last update publish date: 2025-11-03 18:45:53

「いえいえ、遠慮なさらずに食べて行って下さい!」

 シヘンに腕を引かれ、結局食事をごちそうして貰うことになる。

 昨日の襲撃があったのにシヘンは笑顔を振りまいていた。マルクエンはそれを見て元気そうで良かったと安堵しているが、ラミッタは違う。

「シヘン。辛い時は無理に笑わなくて良いわ」

「そ、そんな! 無理だなんて……」

 笑顔を続けるシヘンだったが、涙が一筋流れていった。

 そして泣き始める彼女を、ラミッタは抱きしめる。そんな事があった後、マルクエンはラミッタに話しかけた。

「シヘンさん、元気だと思っていたが、無理をしていたのか」

「宿敵、あなたは女心が分かってないわね。モテないわよ」

「あぁ、よく言われたよ……」

 いよいよ村を旅立つ時だ。燃えて炭になってしまった村の柵を振り返る。

 すると、シヘンとケイが駆け寄ってきた。

「ラミッタさん! マルクエンさん! 私も、私も旅に連れて行って下さい!」

 二人にシヘンは頭を下げる。ケイは心配そうにそれを見つめていた。

「えっと、私は良いのですが……。村が大変な時に大丈夫なのでしょうか?」

 マルクエンに言われ、シヘンは言葉を返した。

「私
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