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第 435 話

Author: 江上開花
警備員たちは容赦なく路加と博人を両脇から引きずり出した。

最後の一瞬、路加の別れ際の視線は、亜夕美に向けられたものだった。その胸中は、すでにどす黒い嫉妬に支配されていた。

必死に奪い合い、ようやく手に入れたのは将臣という名の抜け殻だ。対して、静樹の心を射止めた亜夕美は、今や自分とは比較にならないほど満ち足りた場所にいる。

このまま終わらせてたまるものか!

あまりの憎しみに、隣に立つ博人が自分に向ける視線の違和感にさえ、彼女は気づかなかった。

二人が入り口へと放り出された時、すでに将臣は脩太を連れて車で去った後だった。

路加は仕方なく博人の車に乗り込んだ。

山から吹き下ろす夜風が、高ぶった頭を冷
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