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第 964 話

作者: 水原信
今は、彼をまず宥めて食事をさせるしかない。

清墨の言葉は効果があった。星月は食事をするようになったが、それ以外の言葉は一切発しなかった。

そんな星月の様子を見つめながら、清墨は一瞬逡巡した末、白夜に電話をかけた。

電話はすぐに繋がった。

「清墨若様」白夜が冷静な声で応じる。

「海咲が助けた子供がいるんだが、その子が全然口を利かなくてな。きっと何か問題があるんだと思う。お前、最近S国にいるか?いるなら、こっちに来てその子を診てやってくれ」

海咲がS国で戦場記者をしている間、白夜もまたこの地で小さな診療所を開き、現地の住民の診療をしていた。

海咲への執着を父親が知り、白夜の戸籍を元に戻して、普通の
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