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第183話

Penulis: 浮島
蒼空は瑠々を一瞥し、さらに瑠々の左右に立つ二人の男を見た。

瑛司と礼都の関係は、瑠々を巡ってすでに危うくなって久しい。

本来なら二人が並んで立つだけで空気がピリつくのに、瑠々を挟む形になると、不思議と空気はまとまって見える。

ただその二人はどちらも「守る者」として瑠々の隣に立っているだけで、蒼空に向ける視線は一ミリも優しくなかった。

瑛司の黒い瞳は、感情が読み取れないほど淡々としていた。

一方の礼都は、実にわかりやすかった。

普段なら笑みを湛えている狐のような目に、今は笑いの欠片もなく、露骨な嫌悪が滲んでいる。

蒼空はそんな二人を気にすることもなく、さっさと視線を外した。

予選はおよそ六時間にも及び、終わる頃には腹はぺこぺこ、内臓が背中に張り付くような感覚だった。

幸い、主催側が選手と審査員のために毎日三食を用意してくれており、その点は気にせずに済む。

食事会場はホテル内のレストランで、参加証を提示すれば、本来なら一皿2万円する料理が無料で提供される。

蒼空が食堂に辿り着くと、すでに人でいっぱいだった。

見渡せば、ほとんどがシーサイド・ピアノコンクールの参加者た
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