เข้าสู่ระบบ「婚約を解消していただきたいのです」 十八歳のレティシアが十一年間の婚約に終止符を打とうとした瞬間、 冷静だった侯爵エドワールの理性が崩壊した。 「君が大人になるのを、どれだけ待ったと思っている」 十六歳の日、キス寸前で身を引いたのは嫌悪ではなく—— 「止まれなくなるから」我慢していただけ。 誤解が解けた瞬間、十一年分の想いが爆発する。 氷の仮面を被っていた侯爵の、独占欲と溺愛に満ちた本性が露わになる。 朝まで続く、甘く濃密な初夜。 「君は私のものだ。誰にも渡さない」 すれ違いの先に待っていたのは、深すぎる愛だった。
ดูเพิ่มเติม窓から差し込む午後の光が、重厚な木製の家具を照らしている。本棚には古い書物が整然と並び、革の匂いが空気に混じっていた。
エドワールが窓辺に立ち、背中を向けたまま外を眺めている。深藍混じりの銀髪が、光を受けて淡く輝いている。
私は扉の前に立ち、手を握りしめた。爪が掌に食い込み、痛みが走る。
(婚約を解消していただく)
愛されていない相手の隣に立ち続けることは、私には耐えられない。
エドワールと婚約して十一年。ずっと彼だけを見てきたからわかる。彼は私を愛していない。
「レティシア」
エドワールが振り返り、私を捉える。いつもの無表情で、何を考えているのかわからない。一時は、彼の無表情を勇ましくて格好いいと思っていたときもある。
でも今は、見ていて辛いだけ――。
(私を見ていない)
「エドワール様」
私は深く息を吸い込んだ。喉が渇き、声が震えそうになる。言葉を紡ぐために、唇を噛んだ。
「今日、来たのは婚約を……解消していただきたいと思ったからです」
静寂が降りた。
時計の音だけが、規則正しく部屋に響いている。エドワールは動かず、ただ私を見つめていた。表情が読めない。拒絶されるのか、それとも安堵されるのか。心臓が早鐘を打ち、全身に血液が駆け巡っていくのが分かった。
「……どういうことだ、レティシア」
低い声が響いた。
いつもと違う。感情が、声に含まれていた。驚き、動揺、何か別の感情。私は顔を上げ、エドワールを見た。彼の瞳が揺れている。初めて見る表情だった。
「私では、エドワール様にふさわしくありません。もっと、宮廷に相応しい方が……」
「誰だ」
エドワールが一歩、近づいてきた。足音が床を踏む。静かで、重い音。
「誰のことを言っている」
「ミリエル様が、お似合いかと……」
「ふざけるな」
声が低く沈んだ。エドワールがさらに近づいてくる。距離が縮まり、彼の影が私を覆った。見上げると、エドワールの顔が目の前にあった。真っ直ぐ見つめてくる目が私を捉えて離さない。
「十一年だ」
囁きが耳朶を撫でた。
「君が大人になるのを、どれだけ待ったと思っている」
「え……?」
言葉の意味が分からなかった。
(待った? 何を?)
エドワールの手が私の肩を掴み、押した。背中がソファに沈み込む。柔らかい感触が身体を受け止めてくれる。すぐにエドワールが覆い被さってきて、重い身体が私を押さえつけ、逃げられなくなった。
「エドワール、様……?」
「あの日、触れなかったのは……止まれなくなるからだ」
顔が近い。吐息が頬にかかる。心臓が跳ね上がり、息が詰まった。
「触れたら、君を抱いてしまう。まだ子どもの君を、壊してしまう」
唇が重ねられた。
温かく、柔らかい感触。
(キスをされている!)
頭が真っ白になり、何も考えられなくなっていく。今までの、触れるだけの子どもじみたキスとは違う。
唇が強く押し付けられ、舌が唇をなぞる。口を開けるように促してくる。口を開くと、舌が中へと侵入してきた。舌が絡み合い、甘い吐息が漏れる。
「ん……」
声が漏れた。恥ずかしくて慌てて離れようとするが、エドワールが私の手首を掴み、頭上に押さえつけた。逃げられない。キスが深くなり、息が苦しくなる。
「ずっと、ずっと我慢してきたんだ」
キスが首筋に移動し、鎖骨を舐める。熱い舌が肌を這い、身体が震えた。エドワールの手がドレスの胸元に触れ、布を引き下げる。
胸が晒され、冷たい空気が肌に触れた。鳥肌が立ち、羞恥心が込み上げてくる。
「やぁ……」
自然と声が出た。エドワールの手が柔らかい膨らみを包み込む。大きな手が、胸を覆い尽くす。揉みしだかれ、指先が先端を弾いた。
「あっ」
身体が跳ねた。甘い痺れが全身を駆け巡り、腰が浮く。エドワールの唇が胸の先端へと辿り着き、吸い上げた。舌で転がされ、歯で軽く噛まれる。
「ん、あ……」
鼻にかかったような声が勝手に漏れ出て、止められない。エドワールの手がドレスの裾を捲り上げ、太腿に触れた。ゆっくりと撫でられ、熱が集まっていくのが分かる。内側を撫でられ、息が荒くなった。
「レティシア」
名前を呼ばれ、顔を上げた。エドワールが私を見つめている。銀青色の瞳が、熱を帯びていた。今まで見たことのない、激しい感情が瞳に宿っている。
「君を、抱く」
低い声が宣言した。
心臓が激しく脈打ち、全身が熱くなっていく。エドワールの手が、さらに奥へと進んでいった
◆幸せな日常 侯爵夫人としての生活が始まった。 朝は、エドワールの腕の中で目を覚ます。仕事がどんなに忙しくても、夜は必ず帰ってきてくれた。 外交でしょっちゅう出張だと結婚前は屋敷を開けていたのに、今は全くその気配はない。それにもし出張が入った場合は、これからは私も連れていくからと宣言されている。 離れたくないと言われてしまったら、私も嬉しくてつい「ついていきます」なんて勢いよく答えていた。 朝食も、夕食も、一緒に取る。たまに昼食も――。仕事が詰まってなければ、一度帰宅してくれるのだ。 エドワールは仕事の話をしてくれるようになった。外交機密に関することは口にはしないけれど、仕事場であった面白い話を教えてくれる。「レティシアの意見を聞きたい」 エドワールがよくそう言って、私の考えを尊重してくれる。 社交界にも、一緒に出席するようになった。エドワールが必ず隣にいてくれる。他の男性がただ挨拶目的で近づいてきても、すぐに腰に手を回してまるで「俺のだ」と言わんばかりに睨みを利かせていた。 その光景を目撃されるたびに、「嫉妬深い夫はすぐに嫌われるわよ」と、ミリエルに嗜められていた。 一時期は二人の関係を勘違いしていた私だったが、ミリエルとは友人になった。お茶会に招かれは、時間も忘れてミリエルと話し込んでしまう。夕方になると、エドワールが迎えにきて帰る――というのが今では通常の流れになっている。「エドワールったら、レティシアのことばかり話すのよ」 ミリエルが笑いながら言う。「可愛いって、綺麗だって、愛おしいって。もう、聞いているこっちが恥ずかしいわ」 頬が熱くなる。エドワールは、私のことをそんなふうに話しているのか。「お恥ずかしいです」「幸せそうで、良かったわ」 ミリエルが優しく微笑んだ。「あなたたち、本当にお似合いよ」(嬉しい) ミリエルの言葉に、私はにっこりと微笑んだ。「あの――ミリエル様は秘密の恋をしてるって聞いたのですが」 恐る恐る尋ねると、ミリエルは満面の笑みで「秘密にしているつもりはないのよ」と言い、振り返って背後に立つ男性を愛おしそうに見つめた。「騎士のリカルドよ」 凛々しい顔つきの青年だった。リカルドは私と視線が合うと、軽く頭を低くして挨拶をする。私も会釈を送る。「か、格好いいですね」「惚れちゃ駄目よ?」「惚
◆新婚初夜 結婚式は、夢のような時間だった。 白いウェディングドレスを纏い、バージンロードを歩く。エドワールが祭壇の前で待っていた。いつもの無表情ではなく、柔らかい笑顔で私を見てくれた。 誓いの言葉を交わし、指輪を交換した。私たちは、正式な夫婦になった。 七歳の頃からの夢が叶った。エドワールの妻になること――。 寝室に入ると、エドワールが扉を閉めた。鍵がかけられる音が響く。エドワールが振り返り、私を見つめる。熱を帯びた瞳には抑えきれない欲望が滲んでいる。「レティシア、ウェディングドレス、とても綺麗だったよ」 エドワールが囁いた。一歩、近づいてくる。(綺麗って言ってもらえて良かった) 彼に気に入ってもらえるように、吟味して選んだのだ。「ウェディングドレス姿の君は、天使のようだ」「それは……言い過ぎです」 褒め言葉に、頬が熱くなる。エドワールが私の頬に手を添えた。「今からドレスを脱がしてもいいか?」 囁きに、心臓が跳ね上がった。エドワールの手が私の背中に回り、ドレスのファスナーを下ろしていく。ゆっくりと、愛おしそうに。ドレスが床に落ち、白い下着姿になった。エドワールの視線が私の身体を這う。「美しい」 囁きに、恥ずかしさが込み上げてくる。身体を隠そうとすると、エドワールが手を掴んだ。「レティシアの全部を見たい」 真剣な声で言うとエドワールが私を抱き上げ、ベッドへと運ぶ。柔らかい感触が背中に伝わった。エドワールが私の上に覆いかぶさってくる。「今日からは、遠慮しない」 囁きが耳元で響いて、身体が反応してしまう。(今までだって、遠慮しなくて良かったのに) 彼は優しいから、私の心と身体を大切に扱ってくれていた。それはそれで、嬉しいけれどすれ違って辛い思いをするくらいなら、遠慮してほしくない。 エドワールの唇が私の唇に重ねられた。最初から深く、激しいキスだった。舌が侵入してきて、口内を蹂躙していく。息が苦しくなるほどの長いキス。離れると、糸が名残惜しく引いていった。「エドワール様……」 思った以上に甘ったるい声で名前を呼んだ。エドワールの瞳が優しく細められる。「今日からは、敬称なしで呼んでくれないか」「え……?」「エドワールと」「エドワール……」 緊張しながらも名前を呼ぶ。エドワールの表情が嬉しそうに蕩けた。「ああ、い
◆朝食 目を覚ますと、陽の光が窓から差し込んでいた。 全身が鉛のように重く、動かすのが辛い。腰が痛い……太腿の内側も、秘所も、鈍い痛みが残っていた。 昨夜のことを思い出し、頬が熱くなった。エドワールに抱かれて何度も求められ続けた。(嬉しい) 隣を見ると、エドワールが眠っていた。穏やかな寝顔で胸の奥が温かくなる。銀髪が乱れ、額にかかっている。思わず手を伸ばし、髪を撫でた。エドワールの瞼が動き、ゆっくりと目を開ける。「おはよう、レティシア」 掠れた声が色っぽい。エドワールが私を抱き寄せてくれる。温かくて心地よい。「おはようございます、エドワール様」 エドワールの腕の中で、安心感が全身を満たしていく。「身体は……大丈夫か」 心配そうな声でエドワールの手が私の背中を撫でる。「痛いです……少し」「すまない。激しくしすぎた」「いえ……幸せでした」 囁いた。エドワールの瞳が揺れ、額にキスを落とす。「愛している」「私も……愛しています」 抱き合ったまま、しばらく時間が過ぎた。やがて、エドワールが身体を起こした。「朝食を用意させよう」 使用人を呼び、朝食の準備を命じる。私も身体を起こそうとしたが、腰に力が入らなかった。「起き上がれません」 小さく呟いた。エドワールが私を抱き上げる。「無理をするな」 エドワールが私を抱いたまま、バスルームへと運んでくれた。温かいお湯を張った浴槽に、ゆっくりと身体を沈める。お湯が痛む身体を包み込み、痛みが和らいでいく。「気持ちいい……」 小さく呟いた。エドワールが私の髪を撫でる。「ゆっくり浸かっていてくれ。朝食ができたら呼ぶ」 エドワールが部屋を出ていく。 湯から上がると、エドワールが用意してくれた寝衣を着た。部屋に戻ると、テーブルに朝食が並べられていた。パン、スープ、果物。食欲はあまりなかったが、エドワールに勧められて席についた。「食べられるか」 心配そうに尋ねられ、頷いた。スープを一口飲む。温かく、優しい味。身体に染み込んでいく。「美味しいです」 私の言葉にエドワールが柔らかく微笑んだ。 朝食を終えると、エドワールが私を抱き寄せて移動する。ソファに座り、私を膝の上に乗せてくれた。温かい胸板に頭を預けて、私は幸せを噛み締める。「レティシア、話がある」 エドワールの真剣な声が頭上で
◆寝室で「歩けないだろう」 囁きに、頷くことしかできなかった。エドワールが私を抱きしめたまま、廊下を歩く。客室ではなく、別の扉の前で立ち止まった。「私の部屋だ」 エドワールが扉を開けた。寝室は暖炉の火だけが灯り、薄暗かった。 炎が揺れるたびに、影が壁を這う。中央には天蓋付きの大きなベッドがあり、深紅のカーテンが垂れ下がっている。 窓からは月明かりが差し込み、床に淡い光の帯を作っていた。空気は暖かく、木の香りが混ざり合っている。 ベッドへと運ばれ、柔らかい感触が背中に伝わった。エドワールが私の隣に横たわった。横向きになり、私の頬に手を添える。「疲れただろう」「はい……」 正直に答えた。エドワールが微笑み、額にキスを落とす。「休んでいい。ただ、隣にいさせてくれ」 優しい声。エドワールが私を抱きしめた。温かい胸板に顔が押し付けられ、心臓の音が聞こえる。規則正しく、力強い鼓動。「愛している」 囁きが頭上で響いた。「私も、愛しています」 囁き返した。エドワールの腕に力が込められ、強く抱きしめられる。 キスが落とされた。額に、頬に、唇に。優しく、愛おしむような口づけ。唇が重ねられ、舌が絡み合う。 深く、甘いキス。エドワールの手が寝衣の上から身体を撫でる。肩から腕へ、腰から太腿へ。優しく、丁寧に。「触れていいか」「はい」 エドワールの手が寝衣の紐を解き、肌を露わにしていく。冷たい空気が肌に触れ、鳥肌が立った。胸が晒され、エドワールの手が柔らかい膨らみを包み込む。大きな手が、胸を覆い尽くす。揉みしだかれ、形が変わる。「ん……」 声が漏れた。エドワールの唇が胸に移動し、先端を吸い上げた。舌で転がされ、歯で軽く噛まれる。もう片方の胸も同じように愛撫され、身体が熱くなっていく。「君の身体、全部が愛おしい」 エドワールの声が掠れていた。唇が腹を撫で、腰骨にキスを落とす。太腿を撫でられ、内側を這われる。熱が集まり、身体が反応する。「休んでいいと言ったが……悪い。もう一度、君を感じたい」 囁きに、胸が高鳴った。エドワールの瞳が私を見つめている。熱を帯びた、愛に満ちた眼差し。「はい……」 囁いた。エドワールが微笑み、私を優しく抱きしめた。 エドワールの手が私の太腿を撫で、膝を掴んで開かせた。 恥ずかしさに顔が熱くなり、目を閉じる。エ