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第59話

مؤلف: るるね
last update تاريخ النشر: 2026-04-28 23:59:47

 あの食後酒のアルコール度数がどれほどだったのか、紗月には分からなかった。

 レストランを出て、車に乗り、そして家の玄関へ。

 ドアが閉まった瞬間、自動で灯った玄関の明かりは、すぐに慎一の手によって消された。

 闇が落ちたその刹那、紗月の腰を強く掴まれ、そのまま扉へと押しつけられる。

 正面からドアに押しつけられた冷たい感触が一瞬肌に伝わったが、それ以上に、背後から覆いかぶさる男の体温のほうが強く、すぐにその冷たさをかき消した。

「っ、慎一……?!」

 あまりにも突然の出来事だった。

 慎一が自分と一緒に帰ってきた時点で、紗月の心はどこか浮ついていた。

 それだけで嬉しかったのに、玄関の扉を閉めた途端、彼はまるで待ちきれなかったかのように押し寄せてきた。

 思わず、声が漏れる。

 すぐに、後ろから手で口を塞がれた。

「静かに。そんな大きな声、外に聞かせたいのか?」

 慎一の体はぴたりと紗月に密着し、逃げ場など一切与えないまま、狭い玄関へと押し込めた。

 衣服は乱暴に引き乱され、慌てる中で、シャツのボタンが弾け飛ぶ音がかすかに響いた。

 紗月の呼吸は、彼の動きに合わせて次第に荒くなる。
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