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第256話

Auteur: 森の小鹿
蛍が両手を広げ、奈緒を守る。

「何かあるんだったら、私に言って!奈緒には指一本触れさせないから!

離婚に同意しておきながら、離婚関係の書類をこっそり書き換えるなんて!それだけじゃ飽き足らず、子どもまでさらっておいて、何も知らないふり?

青木家って本当に最低!

この街にこんな家があるなんて、深津市の恥ね。今すぐ黎ちゃんの居場所を話して、離婚協議書と離婚届に細工したことを認めて。そうすれば奈緒だって情けをかけてくれるかもしれない。でも最後までしらを切るなら、後悔するのはあなただから!」

実は、奈緒と胡桃が言い争っている時、蛍の携帯に真司から連絡が届いていたのだ。

奈緒に電話をかけてもつながらなかったため、真司は蛍へ奈緒と一緒にいるかどうか確認していた。

蛍が一緒にいることを伝えると、青木グループが雇っている警備員は全員、奈緒の兄が経営する子会社から派遣された人員だと、真司から教えられた。

つまり、胡桃がどんなに大勢呼びつけたとしても、最終的な指揮権は奈緒にあるということ。

その事実を知った蛍は、心が躍った。人生最大級の見せ場が来た――そう思った蛍は、一気に前へ飛び出し、胡
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
横田 良子
雇われた警備員が法に則った雇用主の言うことを聞かないなんてあるはずのない事。たとえ自社のオーナーが力があるとしても。なんかおかしな設定が多い小説だよね。ま、面白いんだけど。
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