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46.熱い蓮……

Author: 桜立風
last update publish date: 2026-05-23 15:38:51

「どうして?……蓮さんが熱いなんて、おかしいんじゃないですか?」

「そうだな。……俺もこんな風になるのは初めてだが」

体が熱い証拠だろう。

頬を赤く染めている蓮なんて初めて見る。

……体調が優れないということはなさそうなので、レアな蓮をつい、ニヤけながら見つめてしまった。

「あれ?アミルさんは?」

そこでふと、自分達以外の人の存在を思い出す。

「あぁ、それならさっき蒸発した」

「蒸発って…この場から姿を消すとか、そういう意味ですよね?」

そう信じたい、と思った。

煙になって消えるなんて、まるで魔法のランプじゃないか……

少し心配になってしまう自分は、お人好しなんだろうか。

つい今しがた、喉元を持ち上げられ、危うく命が奪われかねなかったのに。

「いや、紛れもなく蒸発だ。固体が液体になって、やがて蒸気になるってアレだ。跡形もなくなるやつ」

「……なんでもないことみたいに言いますね」

「いや、たいしたもんだ。アミルをあそこまで本気にした人間は、凛花が初めてだからな」

……ということは、私は決闘その1に勝ったということ?

「どうした?笑顔が見えないようだが?」

「いえ、なんだか実感がわかなく
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    「どうして?……蓮さんが熱いなんて、おかしいんじゃないですか?」「そうだな。……俺もこんな風になるのは初めてだが」体が熱い証拠だろう。頬を赤く染めている蓮なんて初めて見る。……体調が優れないということはなさそうなので、レアな蓮をつい、ニヤけながら見つめてしまった。「あれ?アミルさんは?」そこでふと、自分達以外の人の存在を思い出す。「あぁ、それならさっき蒸発した」「蒸発って…この場から姿を消すとか、そういう意味ですよね?」そう信じたい、と思った。煙になって消えるなんて、まるで魔法のランプじゃないか……少し心配になってしまう自分は、お人好しなんだろうか。つい今しがた、喉元を持ち上げられ、危うく命が奪われかねなかったのに。「いや、紛れもなく蒸発だ。固体が液体になって、やがて蒸気になるってアレだ。跡形もなくなるやつ」「……なんでもないことみたいに言いますね」「いや、たいしたもんだ。アミルをあそこまで本気にした人間は、凛花が初めてだからな」……ということは、私は決闘その1に勝ったということ?「どうした?笑顔が見えないようだが?」「いえ、なんだか実感がわかなくて……」このときからきっと、目に見えない不安を心で捉えていたのかもしれない。あっけない勝利……そして今度こそ本当に、死神最高幹部と戦うことができるのか……蓮と永遠に結ばれるために。「とりあえず、今日は休もうか。明日は朝イチでイベントだ」「あ、そうでした……!」今回こちらで販売される商品を、広く一般にアピールし、その結果を分析することになっている。イベントの運営には、私と鮫島も同行することになっていて、普段のデスク業務とは違う仕事に、少しだけウキウキしていた。「それじゃ、お風呂の支度してきますね」「あぁ、悪いな」パソコンを取り出した蓮に代わり、バスルームへ行こうとして、ふと思った「今日お風呂に入ったら、蓮さんの体……ピンク色になるんでしょうか?」「……ピンク?」それだけのことで、何やらスイッチが入ってしまったらしい。パタン、とノートパソコンを閉じ、凛花に向かってくる蓮。「俺がピンク色に染まる過程を見たいだろ?」「そ、それは……まぁ」「じゃあ決まりだな」手を引かれ、洗面室のドアを閉められた。その先に、バスルーム。2人でお風呂に入って、そこで恋人らしい秘め

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