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■㉗

Author: 水沼早紀
last update publish date: 2026-01-27 11:52:13

私は再び「再婚相手の父親は、建築家だと聞いています。 お母さんは、看護師さんだそうです」と答えた。

「……そうですか」

「とりあえず、お母さんにこのことを話すことにしています。 お母さんには、個別で学校に来てくださるように連絡を入れています」

「そうですか。分かりました」

この男の考えていることなんて、分からない。だけど、同じ年代の先生として、相談する価値はあると思った。

「……それで、今後のことなんですが。河上さんをまず、安全な場所に避難させたいんです。 私たち教師が出来るのは、まず河上さんの身の安全を守ることですし」

「そうですね。確かに、あなたの言う通りだ」

「……それでなんですが、このことを警察にも話した方が、よろしいのではないかと」

そう伝えた後、草原先生は「警察に?」と不思議な顔を見せる。

「はい。……彼女がされていることは、法に反することです。ましてや、彼女の心を深く傷付け、そして彼女の身体を弄んだ。 私はそんな人のことが、許せません。 だから今回は、警察に相談して、まずは彼女を守ることを優先したいんです」

私の思いが伝わったのかは分からないけど、草原先生は「……そうで
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