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第233話

Auteur: 清水雪代
智美は笑った。「大丈夫ですよ。ここで十分快適に暮らしてますし、それに、頑張ってお金を貯めて、自分で家を買おうと思っているんです」

彼女は、悠人が買った新居の隣に一軒買うつもりだった。

そうすれば、今後も隣人として暮らせる。

菊江は尋ねた。「そうなんじゃ。月給は高いの?今の若い女の子は、実家の支援がなければ、家を買うなんて大変でしょう?」

彼女が運転手から聞いた話では、今の若者の給料は月二十万円程度だという。

そんな給料で、家を買う貯金ができるだろうか?

菊江には信じられなかった。

智美は言った。「起業してるので、雇われているよりは多少稼ぎがあります。何年か頑張れば買えるはずですよ」

「女の子が起業するなんて、大変だろうね!」菊江は少し驚いた。「こんなにきれいなんだから、ちょっとした金持ちの御曹司でも見つけるのは難しくないだろうに」

智美は笑った。「いいえ、自分でお金を稼ぎたいんです」

「まあ、今の若い女の子は本当に気が強いのね」

菊江の考え方は、やはり古風だった。「自分で稼ぐ能力があるのは素晴らしいことだけど、女の子はやっぱり、結婚してこそ人生が落ち着くものよ」

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