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第8話

Auteur: マリモ
幼馴染の高木拓海(たかぎ たくみ)が私を火事の中から助け出してくれて、私はなんとか一命を取りとめた。

でも、全身に数多くの火傷を負って、その痛みに毎晩うなされて眠れなかった。

拓海は静かにベッドのそばに座り、付き添ってくれた。

「絢香、俺がいる限り、もうこんな辛い思いはさせないから」

私は拓海の温かい腕の中で、声をあげて思いっきり泣いた。

私が達也と結婚してから、拓海はずっと私への想いを隠してくれていた。

最後に連絡を取った時も、何度も何度も念を押した。

「もし何かあったら、いつでも俺を頼ってくれ。うちの会社に来れば、お前の夢も叶えられるから」

拓海は、私が子供の頃からずっとファッションデザイナーになりたかったことを、ちゃんと覚えてくれていた。

でも達也の妻になってから、私はいつの間にか専業主婦でいることに満足してしまった。

それだけじゃない。達也に私のことを覚えてもらえるように、自分らしささえも消して生きてきた。

本当に、情けない話だ。

達也という人は、もう私が追いかける価値なんてないと、体に残った火傷の痕が語っていた。

入院中の数日間、拓海は検査にいつも付
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