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19.封じられるものたち⑧

مؤلف: 鷹槻れん
last update تاريخ النشر: 2026-06-18 05:51:19

『お兄ちゃん、彩音を鈴丸さんと一緒に玉に封じて』

 帝太郎の目をじっと見つめながら……。

 唐突に告げられた彩音の言葉に、帝太郎は一瞬言葉を失う。

「でも……っ」

 封じの玉に封じられた魂は、浄化された後もずっとずっと玉の中に在り続けることになるのだ。

 いつかその鬼に相応しい玉封師ぎょくふうしが現れて、その者に使役されるようにならない限り、外の世界に出られることはない。

 浄化された玉は、鈴丸の時のように割れたからといって中の鬼を解放することはないからだ。玉は、鬼の思いを浄化することで、鬼の一部となる。だから玉が割れてしまうと、封じの鬼も数十時間と持たずに消滅してしまうのだ。

 結局、主従関係なくして封じの鬼が外界に出ることは適わない仕組みになっている。

 そんなものに封じられたいのだと、彩音は言う。

『封じの玉の仕組みは分かっているつもりだよ』

 だから遠慮は要らないと彩音は微笑んだ。

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