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第511話

Author: 栄子
安人と誠也は目と目を合わせ、親子で微笑み合った。優希と議論する気はないようだ。

「そうだ、優希はお姉ちゃんだ」誠也は娘に優しく言い聞かせた。「これから安人は、優希の言うことをよく聞いて、優希を守ってあげないといけないよ」

「うん、わかった!」安人は真剣な顔で頷いた。誠也と一緒に暮らし始めてから、最近、安人の顔つきがますます誠也に似てきた。

優希はまたもや不満げに言った。「安人くんは大人しいから、強いのは私の方だから!私が安人くんを守るんだ」

誠也は思わず笑ってしまった。「わかった、優希も安人を守ってくれるよな」

優希はさらに尋ねた。「お父さん、安人くんを私の幼稚园に入れてくれない?そうすればいつでも安人くんに会えるし、他の子供に虐められていたら、私が守ってあげられるでしょ!」

優希はおしゃべりだから、いつも思ったことは何でも口にしてしまうのだ。

誠也もこのような親子水入らずの時間を満喫していたが、時間を忘れてはいなかった。子供たちはそろそろ寝る時間だ。

「そのうち、機会があるさ」誠也は娘の頭を撫でた。「今はもう寝る時間だ。絵本を探してくるから、二人ともおとなしく寝てて」
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