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第175話

Auteur: 風羽
車の外に立っていたのは——上原桃寧だった。

舞は目を見開き、小さく呟いた。

「……桃寧」

彼女は歩み寄って、そっと桃寧を抱きしめた。

半年ぶりの再会。込み上げる想いは、言葉にならなかった。

桃寧は舞の肩に顔を寄せ、温もりを吸い込むように目を閉じた。

しばらくしてから、彼女は顔を上げ、静かに言った。

「お兄ちゃんの結婚があるから、今回は一週間だけ帰ってこられたの。妊娠したって聞いて、すぐに場所を調べて来たの……これはね、私とお兄ちゃんから赤ちゃんへのプレゼント」

桃寧が差し出したのは、紫檀の小箱だった。

舞が開けてみると、中には深緑色に輝く、お守りのようなペンダントが入っていた

——まるで、子どもの健やかな成長を願って贈られる「子ども守」のような、特別な想いが込められたものだった。

それに、見るからに高価で、桃寧が買ったとはとても思えなかった。

舞はしばらく黙ってそれを見つめ、やがて無言で受け取った。

その頃、京介も車を降り、二人のやりとりを目にしていた。

彼はひと目でそれが上原九郎の贈り物だと察した。

そして、舞の横顔に浮かぶわずかな陰りに、心の奥がざわつ
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
良香
もう!清花ママってばぁ!! まあ舞さんは溺愛するに相応しいよ。決して溺愛されても、他者の痛みに寄り添える女性だからね。舞さんの京介へのツンなんかまだまだ手緩いくらいよ。笑 唇奪われちゃってるし。なんだかんだ、身体の接触許してるんだよね。女の人って力づくでされちゃうから悲しいよね。
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