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第44話

ผู้เขียน: 霜晨月
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2026-01-16 16:08:51

ギャアアアッ――!

最後の一羽となった鬼鴉が凄絶な悲鳴を上げ、颯斗の一撃を空中で浴びて砕け散った。

地に降り立った颯斗は、肩で息をしながらふと顔を上げる。西の空には月が傾き、町を覆っていた濃霧は、いつの間にか跡形もなく消え失せていた。

これほど刺激な体験は、颯斗の人生で初めてのことだった。戦いに没頭するあまり、時の流れなどとうに意識の外にあった。

体感では一時間と経っていないはずだが、どうやら心界での時間の流れは現実世界とは少々異なるようだ。

一方、颯斗と練がアルベインを見つけた時、彼はすでに満身創痍の有様であった。まともに歩くことさえできず、二人に支えられてようやく立っているのがやっとという状態だ。

とりわけ左目は執拗に啄まれたと見え、見るも無惨に潰えて血を流していた。

二人がかりで彼を家の中へ運び込むと、その姿を目の当たりにした睦弥は顔面蒼白となった。

睦弥は涙をこらえ、自らの手でアルベインの傷を手当てし、慎重に包帯を巻いた。

アルベインは終始ベッドに横たわったまま、身じろぎ一つできない。左目の傷はあまりに深く、すでに化膿しかけている。練が診たところ、失明は免れないとのことであった。

その事実を告げられるや、睦弥はついに感情の堰を切らし、悲痛な面持ちでアルベインの肩にすがりついて泣き崩れた。

眼前の光景に、颯斗の胸にふと罪悪感が芽生える。心界にいるこのアルベインは実在の人間ではなく、あくまで睦弥の潜在意識が生み出した存在に過ぎない。

だが、睦弥の悲しみは紛れもない本物だ。アルベインにすがりついて泣きじゃくる姿は、さすがに見ていて胸が痛む。

「自分を責めるな。あの時は一刻を争う事態だった。お前自身、我が身を守るのに必死で、アルベインを助ける余裕などなかったはずだ」練の声が意識に響く。

「わかってる。けど……」颯斗は小声で呟いた。

「あれほど悲しげに泣かれると、情が移ったか?」練は腕を組み、小首を傾げて彼を見やる。

颯斗は練を睨みつけた。「悪いかよ」

「悪くはない。誰も駄目だとは言っていない」練は肘で颯斗を小突き、余裕綽々の面持ちで言った。「さすがは『俺』が見込んだSAだ。その共感性の高さは天下一品だな」

「何が言いたい。睦弥はお前の患者だろう。俺はただ……」

そこまで言って、颯斗は顔を赤らめ、気まずそうにそっぽを向いた。『お前を助けたいだけだ』という言葉を、寸で
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