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第230話

مؤلف: 青葉凛
律は珍しく声を慌てさせた。外では冷徹な彼も、志津の前ではいつも緊張を隠せない。

祖母から見捨てられることを、彼は心の底で何よりも恐れていたのだ。

「いいかい。血の繋がりなんて、とうの昔にどうでもよくなっているんだよ。誰の子であろうと、私の中でお前はいつだって大切な孫さ」志津の眼差しに、深い情愛が滲んだ。

「若い頃は誰しも過ちを犯すものだ。そもそも、お前の両親の結婚には愛情なんて欠片もなかった。……私はね、お母さんのことをずっと本当の娘のように思ってきたんだよ。気性の荒いところはあるにせよ、根は優しくて情に厚い、真っ直ぐな人だと分かっているからね」

志津はそばで立ち尽くす朱美を見やった。「本当の息子ですら、海外にかまけて寄り付きもしない。この年寄りのことなど頭の片隅にもないっていうのに……ずっと私のそばにいてくれたのは、お前たち二人じゃないか。お前がこれからも『おばあちゃん』と呼んでくれるなら、私はそれだけで十分なんだよ」

胸に支えていたものが溶け出すように、志津は柔らかく微笑んだ。

「会社についても、私の腹は決まっているよ。信じられるのはお前だけだ。引き続きトップとして頼む
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