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第五十話:異変

Auteur: 古紫汐桜
last update Date de publication: 2026-03-15 06:10:36

それは、麗さんと食事をしている時のことだった。

スマホの着信音が鳴り響き、麗さんは画面を見ると深く溜め息をついた。

「ごめん、こずえちゃん。ちょっと席を外すね」

「はい」

麗さんはスマホに出ると、

「はい、麗です。姉さん、どうしたの?」

そう言いながら部屋の奥へ歩いて行った。

(お姉さん?)

この時の私は深く考えず、食事を続けていた。

──しかし、この日を境に、麗さんのお姉さんからの電話は頻繁になった。

この日も、麗さんにキスされて押し倒された瞬間、家の電話が鳴り響いた。

「こずえちゃん、無視してていいよ」

そう言われたものの、留守電に切り替わった瞬間。

「麗……麗……どうして電話に出ないの? 誰か一緒にいるの?」

明らかに泣いている声だった。

麗さんは深く溜め息をつくと、

「ごめん、留守電切るの忘れてた」

そう言ってベッドから起き上がり、サイドテーブルのスマホを手にした。

「姉さん、こんな夜遅くに何? ……誰もいないよ。……違う、疲れて寝てただけ」

明らかに疲れた表情で会話している。

額に手を当てながら、

「姉さん、分かったから。もう泣かないで。今週末? それは……」

そう言って私
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