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Auteur: 槇瀬陽翔
last update Date de publication: 2025-08-31 19:35:16
「一人暮らしってすっげぇ~」

なんてチャラけてみる。一人の家の中じゃ虚しいだけ。

はぁ~逢いたいなぁ。

「ん? 誰に?」

ふと浮かんだ感情に自分で疑問に思う。

一体、誰に逢いたいというのか?

「わっかんねぇ」

俺はその感情を無理やりねじ込み自分の部屋へと入った。カバンを机の上に置きため息をつき、着替えを済ませて、机の引き出しを漁り新品のノートを探し出す。

「さてと、翔太にコピーさせてもらったノートを書きますかねぇっと」

血でダメにしたノートを開き、自分のノートから書き移せる場所を全部、書き移してからコピーした場所を書いていった。

で、やっぱり俺は夜の公園でいつもの場所にいた。

「な~にやってんだ俺…」

自分で自分の行動がわからない。今日の俺は理解不能だ。ただ、淡い期待を抱いてここにいた。

「また、いるのか?」

そんな言葉が飛んでくる。声だけでわかる、金狼さんだ。

「そういう金狼さんもね」

俺が皮肉めいた言葉を返せばククッて笑われてしまった。なんだかこの人といると自分のペースを乱されっぱなしだよホントに。

「俺は散歩だ」

金狼さんはそのまま隣に座った。カチッて
槇瀬陽翔

2026/01/21…今更ながら誤字脱字等の修正をしました。

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    「苗代、織田を連れて今日はもう帰れ。そんな状態じゃ無理だろうし邪魔になるだけだ」 部屋に戻って来た拓ちゃんが言う。俺は怖くて翔ちゃんの胸に顔を埋めてた。 「あぁ、わかった。そうする」 翔ちゃんの手が俺を落ち着かせるように何度も背中を撫でていく。でもそれも意味がない。 「夜、行くから待ってろ」 耳元で囁かれて驚いて拓ちゃんを見たらいつもの優しい顔で俺の頭を一撫でした。なんで?どうして?本当の俺を知ったんでしょ?なんでそんなこと言うの?「苗代、後でメールする」 「おう、わかった」 翔太は拓ちゃんの言葉を聞き返事をして俺を抱き上げて生徒会室を出た。教室に戻る間も俺はずっと翔太に抱きついたまま。こうしておかないと暴走してしまう…自分が止められなくなってしまう…結局、俺たちは強制的に帰ることになった。俺は翔太に送られる形で家に帰ってきた。 「もう少し一緒にいるか?」 翔太が聞いてくるけど 「大丈夫」 俺は首を振り答える。これ以上は迷惑かけられないからさ。 「そっか。じゃぁ、また明日な」 翔太は俺の頭を撫でて帰っていく。俺はそんな翔太の背を見送ってから家の中に入った。自分の部屋に入り制服を着替えてベッドに座る。蘇るのはさっきの出来事。あと少し…あと少し遅ければ俺は殺していただろう。「は…ははは…」俺はそのまま横に倒れた。もう傍にいられない…もう…一緒にいられない…これで拓真にも完全にばれたよね…俺には闇が付きまとう。そんな俺には幸せなんてこない… ピンポーンチャイムの音で俺は目を覚ました。慌てて下に行き玄関の扉を開ければ拓真がいた。 「あがってもいいか?」 そう聞かれるから俺は躊躇いながら頷いた。拓ちゃんは俺が頷いたのを見て俺の部屋へとあがっていく。俺も鍵をかけて急いで後を追った。拓ちゃんはベッドに座り 「おいで」 両手を広げて俺に言う。俺はそれに誘われるように拓ちゃんの方に行けば 「もう我慢しなくていいから」 俺を抱きしめ優しく頭を撫でてくれる。どれだけこの人は俺のことを見てるの?どれだけ俺のことを知ってるの?「…っ…ふっ…たくぅ…拓真ぁ…」 いつもそうだ。闇の俺が現れた後は必ず俺を甘やかす。まるで狙ったかのように現れて…散々俺を甘やかす…どうしてあなたにはわかるんだろう?ねぇどうして?なんで

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  • 蒼い華が咲く   20

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    「ありがとう金狼さん」 片づけを終えた金狼さんに俺は頭を下げた。お礼はちゃんと言わないとさ。 「着替えなきゃいけないから帰るけど大丈夫か?」 そんな俺に金狼さんが聞いてくる。それは怪我のこと? それとも昨夜の涙のこと?「大丈夫。金狼さんの作ってくれた美味しいオムライスのおかげでメッチャ元気出たから」 ニカって笑って答えた。だってこれは嘘じゃないもん。 「そうか、ならいい」 俺の言葉を聞きソファに掛けてあった上着を取り袖を通す。 「あっ、金狼さん煙草いる? 俺さ、あんまり吸わないから余ってるんだけど…いるならもらって帰ってよ」 俺はふと煙草の存在を思い出して聞いてみた。金狼さ

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