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第11話(27)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-05 08:00:44

 すかさず賢吾が応じる。

「俺も嫌いだ。だが一応、あの男の悪党っぷりを、俺なりに評価もしている」

 よく考えればいいと囁いて、賢吾が再び律動を刻み始める。悔しいが、和彦は乱れずにはいられない。

 内奥深くに逞しいものを突き込まれるたびに、身を捩り、声を震わせる。そんな和彦を見下ろしながら、賢吾がひっそりと呟いた。

「鷹津は、オトすどころか、オトされたがっているかもな、先生に――」

 大きなてのひらに頬を撫でられて、和彦は自ら頬をすり寄せ、大蛇に媚びた。

 長嶺の本宅で一泊した和彦は、気だるい体を引きずるようにして、なんとか昼前には身支度を整える。

 本来はもっと早くに目が覚める性質なのだが、夜更けまで賢吾が解放してくれなかったのだから、仕方ない。当の賢吾は、朝早くに出かけてから、和彦が眠っている間にまた戻ってきて、数人の客と会っていたらしい。

 組員からそのことを聞かされた和彦は、賢吾のスタミナに、素直に呆れた。昨夜さんざん和
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  • 血と束縛と   第7話(31)

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