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第11話(26)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-04 20:00:30

 賢吾は、目的のためなら手段を選ばない。

「……あの男は、あんたに対する嫌がらせのつもりで、ぼくにあんなことをしたのかもしれない、とは考えないのか?」

「俺と鷹津は悪党同士、少し似ている。だからこそ、わかる部分もあるんだ」

「ぼくを、鷹津にあてがう根拠としては、弱いな……」

 賢吾の頬を撫でて頭を抱き締めると、和彦の求めがわかったように、熱い舌が胸の突起をくすぐり、きつく吸い上げてくれる。胸元に愛撫の跡を散らしながら賢吾が言った。

「あてがう? 違うな。鷹津を先生の番犬にしたら、おもしろいと思ったんだ。俺としても、あいつが俺や組のために何かするなんて、期待しちゃいない。ただ、おとなしくしてもらいたいだけだ。……よく吠える犬は、好かねーんだ、俺は」

 番犬、と和彦は口中で呟く。犬と言いながら、鷹津の本性は毒を持つサソリだ。鋭い針で刺されると、さぞかし痛いだろう。大蛇の巨体に締め上げられると苦しいように。

「――…&h
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