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第12話(5)

作者: 北川とも
last update 最終更新日: 2026-01-08 11:00:09

 もう片方の突起には指がかかり、きつく摘まれ引っ張られる。交互に同じ愛撫を与えられ、胸の突起は鮮やかに赤く色づいた。その色合いに満足したように目を細めた鷹津は、次にどの場所を攻めるか、すでに決めているようだった。

「ううっ」

 片足を抱え上げられて、唾液で濡れた指に内奥の入り口を撫でられた途端、和彦は声を洩らして腰を揺する。頭上では、パイプと手錠がぶつかる音がした。

「何人も男を咥え込んでいるくせに、どうしてこう、貞淑そうな形をしてるんだろうな。お前のここは――」

 そんなことを言いながら、鷹津が内奥に指を挿入してくる。ここに、この男の指を受け入れるのは三度目だ。すでにもう鷹津は要領はわかっているらしく、一気に指を付け根まで突き入れてくると、官能を呼び起こそうとするかのように巧みに指を蠢かす。さすがに声を堪えられなかった。

「ああっ、あっ、あっ、あっ……」

 繊細な襞と粘膜を擦り上げられたかと思うと、内奥を大胆に掻き回され、こじ開けられる。感じる部分をまさぐられるたびに、和彦は体を波打たせるようにして反応していた。

 自分でもどうしようもなく、鷹津の指を締め付けて、息を弾ませる。鷹津は興奮した様子で、そんな和彦を見下ろす。

「色づいて、いやらしくなってきた。中も柔らかくなってきたな」

 顔を近づけてきた鷹津に唇を塞がれそうになったが、寸前のところで和彦は睨みつけ、顔を背ける。鷹津は無理強いはしなかった。その必要がなかったのだ。

 内奥から指が引き抜かれ、すぐに熱く硬い感触が擦りつけられた。指で綻ばされた内奥の入り口は、ゆっくりと押し広げられ、否応なく鷹津の欲望を呑み込まされる。

 不快で、嫌悪感すら抱いている男に、自分は今、貫かれているのだと思った瞬間、和彦は目も眩むような高ぶりを覚えた。抱えられた片足の爪先を突っ張らせて腰を揺すると、唇だけの笑みを浮かべた鷹津が動く。

「んあっ」

 狭い内奥で、鷹津の逞しいものが蠢いているのがわかる。両足を抱え上げられ、果敢に腰を使われるたびに強い刺激が生まれて、腰から背筋へと駆け上がっていた。

 これ以上なく深く繋がる頃には、和彦は息を喘がせ、体を熱くして肌
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