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第15話(25)

작가: 北川とも
last update 게시일: 2026-02-04 20:00:25

 リビングのテーブルには、真っ赤なリボンが結ばれた箱が置いてあった。どうやら、クリスマスプレゼントらしい。

 一度はテーブルの前を素通りして、コートとマフラーを置いてこようかとも思った和彦だが、コロンの残り香に搦め捕られたように足が止まり、結局、テーブルに引き返す。

「……開けるのが怖いな」

 じっと箱を見下ろしながら、ぼそりと呟く。

 プレゼントの贈り主は、箱の上にしっかりとカードを残していた。『先生へ』という短い一言と、贈り主である男の名が記されている。

 長嶺組組長という物騒すぎる肩書きを持ったサンタクロースは、先日、『何かいいものを買ってやる』と言っていたが、口だけではなかったようだ。

 ソファに腰掛けた和彦は、おそるおそるリボンを解いて抜き取る。このとき気づいたが、箱の大きさに反して、重さはそれほどでもない。

 身構えていたのは最初だけで、すぐに好奇心に駆られて箱を開けた和彦は、目を丸くする。

 箱に収まっていたのは、漆黒のコートだった。一目見て独特の妖しい光沢に
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