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第3話(6)

Author: 北川とも
last update publish date: 2025-10-26 21:00:25

 生理的な反応から、涙をこぼしながら息を喘がせる和彦は、肌に這わされる賢吾のてのひらの感触にすら敏感に感じてしまう。

 事後の気だるさと、快感の余韻を引きずりながら賢吾と抱き合い、唇を重ね、肌を擦りつけ合う。

「――ベッドは、キングサイズで正解だっただろ?」

 薄く笑いながら賢吾に問われ、和彦は刺青の入った肩にそっと唇を押し当ててから答える。

「ここで寝るたびに、悪夢でうなされそうだ……」

「一人寝の夜は、俺を思って悶えてろ」

 和彦の唇に軽くキスをしてから、賢吾が隣のリビングにいる三田村に風呂の湯を溜めるよう命令する。それからようやく体を起こしてベッドに腰掛けたのだが、このときになって和彦はようやく、賢吾の背の刺青を見ることができた。

 背骨のラインに沿って太い剣が描かれ、その剣に、鎌首をもたげた大蛇がとぐろを巻くようにして絡みついている。背一面どころか、のたうつ大蛇は肩や腕、腿にまで描かれていたのだ。背を伝い落ちていく汗のせいで、大蛇はひどく生々しく、まるで蠢いているような錯覚すら覚える。

 こん
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  • 血と束縛と   第10話(36)

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