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7.兄?

last update Date de publication: 2025-12-31 19:03:34
遥side

「兄……って、どういうこと?」

幼い頃、岡田から罰を受けるたびに、『本当の家族に会いたい、いつか本当の家族が私の現状を知って助けに来てくれる』そんなことを夢見て願っていた。そして今、実の兄だという男性が目の前にいる。

しかし大人になった今は、喜びや感動よりも先に不信感や信じられないという気持ちが強く、震える声で今まで聞かされていた説明を口にした。

「私、孤児院で育ったの。冬の朝に捨てられてて、残されたのはこのペンダントだけって院長が言ってた」

私より数個年上に見える彼の顔を見つめながら、胸元の銀のペンダントをぎゅっと握りしめる。男性は瞳には深い痛みが滲ませながら、眉間に皺を寄せて苦しそうな表情で話しかけた。

「そうか、でも僕はずっと君を探していたんだ」

「探してたって……どういう意味?」

「君は、僕の実の妹で本当の名字は東宮なんだ。そして、その証拠がこのペンダントだよ。これは、東宮家の紋が刻まれた特別なもので東宮の血筋にしかあり得ない。」

──指先で私の首にかかったペンダントを指さすと、切ない声で真剣な表情をして訴えかけるように俊は語り始めた。

「君は、産まれてすぐに何者か
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    遥side「遥、準備はできたかい? 開けても大丈夫かな」俊がドアをノックする音に、私は慌てて髪を整えながら返事をする。鏡に映る自分は、八年前に経験した結婚式とは別人のような穏やかな笑みを浮かべていた。「大丈夫よ。でもあと少しだけ待って……髪飾りを留めたら終わるから」ドアが開く音と同時に、仕立ての良いスーツに身を包んだ俊と、淡いピンクのドレスでおめかしした花蓮が部屋に入ってくる。二人の顔を見た瞬間、心から力が抜けていくのが分かった。「ママ、すっごく綺麗!プリンセスみたい!」「そうだね。遥、本当に綺麗だよ。直人君もすごく喜ぶんじゃないかな」ウェディングドレスを纏い、髪をアップにまとめた私を見て、花蓮は興奮気味に小さな手を叩いている。私は屈みこみ、花蓮の鼻先を軽くつついた。「プリンセスだなんて大袈裟よ……でも、ありがとう。みんなに祝福されて本当に幸せだわ」「それにしても……遥、今日はウェディングドレスを着ないのかい? 結婚パーティーなんだから、白を着ても誰も文句は言わないのに」

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