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第347話

مؤلف: 風羽
九条薫はマンションに戻った。

ドアにもたれかかり、静かに息を整えながら、しばらくぼんやりとしていた。

しばらくして、彼女は自分の唇にそっと触れた。目頭が熱くなっていた。藤堂沢を許せない、でも、同時に、自分も許せない......

車の中での出来事に、何も感じなかったわけではない。

ずっと抑え込んできたけれど、彼女の体は正直だった。藤堂沢に触れられた時、女としての欲望が確かに目覚めてしまったのだ。

恥ずかしくて......

マンションの中は静かで、佐藤清は既に眠っていた。彼女が夜食を用意してくれていた。

九条薫は、食欲がなかった。

寝室に入り、読書灯をつけて、ベッドの傍らに座って藤堂言の寝顔を見つめた。すやすやと眠る彼女は、ここ数日、植田先生に処方された薬を飲んで、だいぶ良くなっていた。鼻血も出ていなかった。

しかし、彼女の病気のことは、九条薫の気がかりだった。

だから、あんなに辛い思いをしてまで、藤堂沢に抱かれたのだ。

それを思うと、九条薫の胸は締め付けられた。

藤堂言が目を覚まし、ぼんやりとした目で九条薫を見ていた。ママ、きれい......

九条薫は藤堂言の布
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