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第115話

Auteur: 桜夏
蓮司は狂ったように破り捨てたい衝動に駆られ、嫉妬で死にそうになりながら、目を血走らせていた。

しかし、破りかけた瞬間、手を止めた。これは透子の物だ。彼女の思い出なのだ。返すという口実で彼女に会いに行けるかもしれない。

嫉妬に引き裂かれそうになりながら、蓮司は怒りに任せて美月の手から残りの半分を奪い取り、完全にドアを閉めた。

彼はその日記を見る勇気がなかった。透子が高校から大学まで持ち続け、結婚後も肌身離さず持っていたものなのだ。

彼女はその相手をどれほど愛していたのだろう!

蓮司は歯を食いしばり、心の痛みと悔しさをどこにもぶつけられずにいた。これは、あの男よりもさらに自分を嫉妬と憎悪で狂わせるものだった。

一時の感情に任せて再び破ろうとしたが、何度も心の中で葛藤した末、ついに我慢した。

自分は最も情けない男だと感じた。妻の心にはずっと別の男がいたのに、自分は何も知らなかった。

自分は透子のことを全く理解していなかった。

そして今、理解しようと思った時には、もう彼女を失ってしまった。

その時、ドアの外では絶え間なくノックの音が響き、女の泣き叫ぶ声が聞こえていたが、蓮司
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Commentaires (2)
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郁子
自分で自分に嫉妬してるのか。
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良香
正体を知る前からの好意、って気になるなあ。 いわゆるメル友とかチャット、とかって事やんな。その励ましてくれた相手が美月だった、って事なんだろうけど、それすら透子さんかもしれんやん???
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