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第1521話

Auteur: 小春日和
部屋の中。

真奈は上着を脱ぐと、肩の傷がくっきりと見えた。

ウィリアムはじっくりと見て、「しっかり回復しているね」と言った。

「遼介もそう言ってたわ」

ウィリアムは最後にもう一度傷を見て、「今年中に手術ができる。傷跡除去には段階があるから、これほど深い傷だと完全に元通りにするのは難しいだろう。浅い痕は残るかもしれないが、目立たない程度でしょう」と説明した。

「わかったわ」

ウィリアムが薬箱を片付けていると、真奈がさりげなく聞いた。「今日、特別にこちらに来てくれたんですか?」

「いや、実は昨日から……」

ウィリアムは言葉を切り、すぐに言い直した。「昨夜の飛行機で来て、ホテルに泊まっていました」

「そう……」

「瀬川さん、どうしてそんなことを?」

「スーツケースを持ってないから、今日来たわけじゃないと思って」

「……瀬川さんは本当に鋭いですね」

ウィリアムは考えれば考えるほど、さっきの真奈の質問は自分を誘導しようとしたものだったかもしれないと思った。

この海城に住む人間たちは、みんな何を考えているのか。

どうしてみんな、こんなに用心深いんだ?

こんなに用心深
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