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第198章

作者: 風待 栞
雅が病院でどれほど悲惨な目に遭っているか、水琴はすでに大まかな報告を受けて知っていた。

臣が密かに高額な賄賂を渡して妹を特別扱いさせようと動いているのに対し、灼也もまた裏から強力な圧力をかけ、「彼女を他の患者と同じ『一般の精神異常者』として厳格に扱うように」と病院側に徹底させていたのである。

オフィスで水琴が仕事をしていると、配達員が段ボールの小包を届けにきた。宛名は間違いなく自分になっているが、心当たりがなく、首を傾げながら受け取った。

封を開けると、中から一枚の写真が出てきた。それは、昨夜彼女がベッドで無防備に寝落ちしてしまった時の写真。すやすやと眠る彼女の頭に、そっと優しい手が添えられている。明らかに灼也が隠し撮りしたものだ。

水琴は顔を真っ赤にして、慌てて写真を机の引き出しに突っ込んだ。そのタイミングを見計らったように、携帯が震え、一件のメッセージが届いた。【届いたかな?】送り主は灼也だ。

水琴は少し恥じらいながら返信を打つ。【うん。でも、なんでわざわざ宅配便で送るの?】仕事が終わったら、どうせ会うのに……

すぐに返信が来た。【待ちきれなくて】

水琴の胸の奥が、じ
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