Todos los capítulos de ニセ夫に捨てられた私、双子と帝都一の富豪に溺愛されています: Capítulo 81 - Capítulo 90

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82

 美桜の中に初めて一成が入ってきた。  狂おしいほどの情熱に包まれ、京の時には得られなかった悦びを感じる。剛直に貫かれ、一成の背中に跡が付くほどしがみついた。溢れる蜜が体を濡らしていくのがわかる。 一成が触れるたび、囁く声が耳に落ちるたび、心の奥底にしまい込んでいたなにかがほどけていく。 京との夜にはなかった、自分が愛されていると実感できる幸福が、波のように押し寄せてきた。  苦しかった過去が、ゆっくりと塗り替えられていくような感覚。  一成は美桜の震えを受け止めながら、まるで宝物に触れるみたいにやさしく、それでいて熱く抱き寄せた。「愛しているよ、美桜」 その一言だけで、胸の奥が熱くなる。 言葉以上の想いが、触れ合う距離にすべて詰まっていた。 美桜は彼の肩に額を押し当て、震える声で応えた。「……私も……一成くんがいいの。あなたじゃなきゃ、こんなふうにならない……」 全部を委ねてしまいそうになる。そんな自分がこわいほどだった。 一成はその言葉を聞くと、腕の力をわずかに強くし、まるで美桜をこの世界から守り抜くように抱きしめた。「ねぇ、美桜。君が僕を求めてくれるのが……嬉しくて、たまらない」 低い声なのに、震えるほどの情熱が宿っていた。
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