《:ひえ、ホラー》 《:今の悲鳴、悪戯とかじゃなくて、ガチだよな》 《:こんなダンジョンの中で悪戯する奴がいるかよ》 《:ほら、迷惑系Dライバーがいるし》 《:あーその可能性》 ナーシャの配信機から流れてくるコメント音声を聞いて、シュリさんはチッと舌打ちをした。 「おめー、その鬱陶しい読み上げ機能、なんとかならねーのかよ。耳障りでしゃーねー」「何言ってるのよ。コメントはライブ配信の醍醐味でしょ。誰のも聞き逃したくないの」「サービス精神旺盛なのはけっこうだけどよ、いつか死ぬぜ? そんな悠長なことしてたら」 肩をすくめながら、シュリさんはスタスタと先へ歩いていく。 その背中に向かって、ナーシャは「んべ!」と舌を出した。 狭く入り組んだ洞穴の中を、悲鳴が聞こえた方に向かって、ひたすら突き進んでいくと、やがて、澄んだ青色をたたえる地底湖が目の前に現れた。 飛び石のように、湖の各所に岩場が点在している。 その中でも、湖のど真ん中にある、特に大きな岩場の上に、複数の人影が見える。 「え? なになに、あれ?」 レミさんが目を丸くして、岩場の上に仁王立ちしている巨漢を指さした。 漆黒の僧侶。どす黒い法衣を着て、錫杖を片手に立つ、その姿は、紛れもなくお坊さんだ。虎髭というのだろうか、立派な口髭を生やしており、まさに古の豪傑。 その片方の手には、小太りの男が、首根っこを掴まれてぶら下がっている。 僧侶の背後にはドローン型撮影機が飛んでいる。間違いない、あの坊さんもまた、
آخر تحديث : 2025-12-06 اقرأ المزيد