Alle Kapitel von 復讐のために彼をレンタルしたら、まさかのCEOに溺愛契約で雇われました: Kapitel 161 – Kapitel 170

332 Kapitel

第161話 身から出た錆①

 サロン『フェリーチェ・ルーチェ』の朝は、淹れたてのコーヒーの香りと、穏やかな静寂に包まれて始まった。 かつて剛造の手下に荒らされた痕跡はもうどこにもない。 湊がビルごと買い取り、改装を施したサロンは、以前よりもさらに洗練された、まさに「城」と呼ぶにふさわしい空間へと生まれ変わっていた。「……うん、今日も異常なし」 私はバックヤードのモニターを確認し、小さく頷いた。 画面には、エントランス、廊下、そしてサロンの裏口が映し出されている。湊が強引に設置させた最新鋭の防犯カメラだ。 この映像は彼のスマートフォンにもリアルタイムで転送されているらしい。 『仕事中は見ないでね』と釘を刺したけれど、あの過保護な彼のことだ。きっと会議の合間や移動中に、ペットを見守る飼い主のような顔でチェックしているに違いない。 そう想像すると、呆れると同時に、胸の奥がじんわりと温かくなる。「チーフ、おはようございます!」「おはようございます!」 スタッフたちが次々と出勤してくる。彼女たちの顔にも、以前のような怯えの色はない。 ここが「安全な場所」であるという確信が、私たちの仕事への情熱を取り戻させてくれたのだ。「さあ、今日も頑張りましょう。……あ、そうだ。午後から届く新作ドレスのカタログ、チェックしておいてね」「はい! ……あ、そういえばチーフ。これ、今朝届いていましたよ」 受付スタッフが、一通の封筒を差し出した。 上質な厚紙に、金色の箔押し。一目でそれが、格式高い招待状であることがわかる。 差出人の名前を見て、私の眉間がピクリと動いた。『綾辻麗華』 封を切ると、中から出てきたのは、彼女の自身のブランド『R-Style』の新作コレクション発表会の招待状だった。 日時は、明後日の夜。場所は、インペリアル・ドラゴン・ホテルの大宴会場「飛竜の間」。 かつて私たちが「ピンチョス・パーティー」で起死回生を図った、あの場所だ。『親愛なる朱里さんへ。
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第162話 身から出た錆②

 その日の午後。 休憩室でスマホを開いた私は、SNSのトレンドに『綾辻麗華』の名前が上がっているのを見つけた。 どうやら、発表会に先駆けて、目玉となるメインドレスのビジュアルを一部公開したらしい。『今回、私が全霊を捧げてデザインした最高傑作です。テーマは「天使の涙」。構想に三年を費やしました』 麗華の自信満々なコメントと共にアップされた画像。 それを見た瞬間、私の指が止まった。「……え?」 心臓が、ドクンと大きく跳ねる。 画面に映っているのは、淡いブルーのシルクを幾重にも重ね、繊細な銀糸の刺繍を施した、それはそれは美しいドレスだった。 確かに美しい。 でも、それ以上に……強烈な既視感があった。「これ……どこかで……」 私は記憶の糸を必死に手繰り寄せた。 仕事柄、毎月何冊もの海外のドレス雑誌や、コレクションの動画をチェックしている。私の脳内ライブラリのどこかに、このドレスと瓜二つの何かが存在している。 構想三年? オリジナル? 違う。これは、そんなあやふやなものじゃない。もっと明確な「原型」があるはずだ。 私はスマホを置き、アトリエの棚に走った。 過去に取り寄せた海外の業界紙や、マイナーなブランドのルックブックが積まれている一角。 埃を被ったバックナンバーを引っ張り出し、ページをめくる。 一年前のもの。二年前のもの。……違う。もっと、最近だ。 それも、表舞台には出ていない、もっとコアな……。「……あった」 半年前に発行された、フランスの若手デザイナー発掘コンペティションの記録誌。 その小さな記事の片隅に、掲載されていた。 『L’Etoile(レトワール)』という、まだ無名のインディーズブランドが出品し、惜しくも受賞を逃した作品。 タイトルは『深海の祈り』。
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第163話 身から出た錆③

 ◇ 仕事終わりのカフェ。 呼び出された詩織は、私が持参した雑誌と、麗華のSNS画面を見比べ、冷たいアイスコーヒーをストローで音を立てて啜った。「……なるほどね。真っ黒だわ」 彼女の感想は簡潔だった。 元区役所の広報課にいただけあって、著作権やコンプライアンスに関する知識はプロ級だ。その彼女が断言するのだから間違いない。「線のライン、素材の切り返し……偶然の一致で片付けられる確率は、隕石に当たって宝くじに当選するより低いわね」「どうしよう、お姉ちゃん。湊に教えるべきかな? 発表会は明後日なの。今ならまだ、止められるかも……」「やめときなさい」 詩織はピシャリと言った。「あんたが動けば、角が立つわ。……それに、もう手遅れよ」「え?」「見てみなさい、これ」 詩織は自分のスマホを操作し、ある掲示板の画面を私に見せた。 それは、ファッション業界の裏事情を語る匿名掲示板だった。 その最新スレッドに、こんな書き込みがある。『R-Styleの新作、既視感あると思ったらレトワールのアレじゃね?』『あー、半年前のパリのコンペに出てたやつか。めっちゃ似てる』『構想三年って嘘乙www』「……もう、バレてる?」「あんたが気づくくらいだもの。世界中のオタクたちが気づかないわけないでしょ」 詩織はニヤリと笑った。「今の時代、情報は光の速さで拡散するの。特に『パクリ疑惑』なんて、ネット民の大好物よ。……麗華はね、自分の承認欲求に負けて、発表会前に『チラ見せ』しちゃったのが運の尽きね」 画面をスクロールすると、検証画像を作る職人まで現れていた。 二つのドレスを重ね合わせ、一致率を弾き出している。 まだ炎上というほどではない。小さな火種が、枯れ草の中でチロチロと燃え始めた段階だ。「……でも、
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第164話 身から出た錆④

 ◇ そして、発表会当日。 会場となった「飛竜の間」は、以前のガラ・パーティーにも劣らない華やかな熱気に包まれていた。 ファッション業界の重鎮、モデル、インフルエンサー、そして多くのマスコミ。 麗華の復活劇を目撃しようと、多くの人々が集まっている。 私は湊のエスコートで会場入りした。 今日の私は、湊が選んだシャンパンゴールドのドレス。派手すぎず、けれど品格のある装いだ。 湊は私の腰に手を回し、周囲を威圧するように歩く。「……緊張しているのか?」 私の硬い表情に気づいたのか、湊が耳元で囁く。「ううん。……ただ、少し胸騒ぎがして」「気にするな。……今日はあくまで、場所を貸しているだけだ。主催は麗華であり、九龍グループは協賛の一社に過ぎない」 湊は冷淡に切り捨てた。 彼は知っているのだろうか。ネット上で燻り始めている疑惑の火種を。 いや、知っていて、あえて静観しているのかもしれない。 彼にとって麗華は、かつての幼馴染ではあっても、今はただのビジネスパートナー……それも、切り捨てるべき「不良債権」になりつつある存在なのだから。 照明が落ち、ショーが始まった。 ランウェイをモデルたちが闊歩する。 洗練された音楽、煌びやかな照明。 そして、フィナーレ。 大トリとして登場したのは、あの疑惑のドレス「天使の涙」を纏ったトップモデルだった。 そして、その手を引いて現れたデザイナー、綾辻麗華。 会場から割れんばかりの拍手が起こる。 麗華は満面の笑みで手を振り、マイクを受け取った。「皆様、本日はありがとうございます。……この『天使の涙』は、私の魂そのものです。苦しい時期もありましたが、こうしてオリジナリティ溢れる作品を生み出せたことを、誇りに思います」 オリジナリティ。 その言葉が響いた瞬間、会場の空気が妙にざらついた気がした。
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第165話 身から出た錆⑤

 麗華の笑顔が、ひきつって固まる。「……え? 何を……おっしゃっているのか……」「ご存じない? では、こちらをご覧になって」 ミランダは、手元のタブレットを頭上に掲げた。 そこには、詩織が見せてくれた比較画像が表示されていた。 さらに、彼女は続ける。「実は私、そのコンペの審査員をしておりましたの。……この独特なカッティング、未熟ながらも情熱的なデザイン。とても印象に残っておりましたわ。……まさか、東京で、別のデザイナーの『オリジナル』として再会するとは思いませんでしたが」 ざわめきが、さざ波のように広がり、やがてどよめきへと変わる。 フラッシュが一斉に焚かれた。 それは称賛の光ではなく、スキャンダルを暴く残酷な光だった。「ち、違います! これは私の……! 偶然です! トレンドが重なっただけで……!」 麗華が叫ぶ。 マイクを通したその声は、金切り声となって会場に響き渡った。 汗でメイクが崩れ、必死の形相で否定する姿は、あまりにも無様だった。「偶然? ……刺繍の配置、縫製のピッチまで、ミリ単位で一致していて?」 ミランダは冷酷に追い打ちをかける。「綾辻さん。……デザイナーとして、最も恥ずべき行為ですわ。あなたは、他人の才能を盗み、それを自分の魂だと偽った。……ここにいる皆様への、いえ、ファッションそのものへの冒涜です」「違う……違うのよ……! 私は……!」 麗華は助けを求めるように会場を見渡した。 しかし、誰とも目が合わない。 これまで彼女を持ち上げていた取り巻きたちも、今は関わり合いになりたくないとばかりに目を逸らしている。 そして、彼女の視線が、湊と私に止
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第166話 身から出た錆⑥

 ◇ 帰りの車中。 湊は、疲れたようにシートに身を沈めていた。 幼馴染の破滅を目の当たりにしたのだ。さすがに、心に思うところはあるのだろう。「……すまない」 不意に、彼が口を開いた。「え?」「あんな茶番に付き合わせて。……気分が悪かっただろう」「……ううん」 私は首を横に振った。 そして、そっと彼の手を握った。「あなたは……大丈夫?」「僕か? ……ああ。むしろ、せいせいしたよ」 彼は自嘲気味に笑った。「いつかこうなるとは思っていた。……彼女は、自分の空っぽさを埋めるために、他人の物を奪うことしか知らなかったからな」 湊の手が、私の手を強く握り返してくる。「……お前とは違う」 彼が私を見た。 その瞳には、確かな信頼と、愛おしさが宿っていた。「お前は、何もないところから自分の手で作り出すことができる。……ボロボロのドレスを魔法のように蘇らせ、余り物の食材で最高のパーティーを演出し、僕の空っぽの胃袋を『母の味』で満たしてくれた」「湊……」「麗華は偽物だった。……だが、お前は本物だ。僕が選んだのは、間違いじゃなかった」 彼は私の手を引き寄せ、指先にキスをした。 その温かさに、胸がいっぱいになる。 麗華の没落を見て、正直なところ少しは「ざまあみろ」という気持ちがなかったわけではない。 けれど、それ以上に。 私は自分の手で、自分の足で立っていることの誇らしさを感じていた。 誰かから奪うのではなく、自分で築き上げること。 それが、一番の強さなのだと。「……ありがとう、湊」 私は彼の肩に頭を預けた。 車窓
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第167話 忍び寄る陰謀①

 インペリアル・ドラゴン・ホテルでの騒動から数日が過ぎても、世間の喧騒は収まるどころか、油を注がれた炎のように勢いを増していた。 テレビをつければ、ワイドショーは連日トップニュースで『令嬢デザイナー・綾辻麗華の転落』を報じている。SNSのタイムラインは、彼女の過去の作品に対する検証画像――という名の「パクリ疑惑」の追及――で埋め尽くされ、かつて彼女を持て囃していたインフルエンサーたちは、手のひらを返したように「実は以前から怪しいと思っていた」と距離を置き始めていた。「……ひどい言われようだな」 タワーマンションのリビングで、湊がタブレットを操作しながら呟いた。 画面には、麗華が自宅前でマスコミに囲まれ、必死に顔を隠して車に乗り込む映像が流れている。かつての女王の威厳は見る影もなく、その姿はただのスキャンダルに怯える敗残者でしかなかった。「……自業自得よ」 私はコーヒーを淹れながら、静かに答えた。 同情する気にはなれなかった。彼女が自分の虚栄心のために踏みにじってきた才能や、私やサロンに向けられた悪意を思えば、これは当然の報いだ。 けれど、かつては光り輝いていたはずの才能が、こうして泥に塗れて消費されていく様を見るのは、同じクリエイターとして少しだけ胸が痛む。「それにしても……」 湊がタブレットを置き、コーヒーを受け取りながら私を見上げた。 その瞳には、甘く、そして相変わらず過保護な色が宿っている。「本当に行くのか? ……あいつのところに」 私は小さく頷いた。 今朝、サロンの代表電話に、麗華本人から連絡があったのだ。 『話がある。……私のアトリエに来て』と。 声は枯れ、かつての張り詰めた覇気は消え失せていたが、そこには何か切迫した、最後の灯火のような響きがあった。「行かなくちゃいけない気がするの。……これで、本当の最後にするために」「……危険だ。あいつは今、
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第168話 忍び寄る陰謀②

 ◇ 南青山の一等地に構える『R-Style』の旗艦店兼アトリエ。 かつては洗練されたショールームとして多くの顧客で賑わっていたその場所は、今は見るも無惨な姿を晒していた。 ガラス張りのエントランスには『閉店』の張り紙が無造作に貼られ、ショーウィンドウの中は空っぽ。道行く人々がスマホを向け、嘲笑いながら写真を撮っていく姿が痛々しい。「……ひどい有様だな」 湊が顔をしかめる。 裏口の鍵は開いていた。 薄暗い階段を上がり、アトリエの扉を開ける。 むっとするような、饐えた匂いが鼻をついた。アルコールと、香水の残り香、そして何かが腐敗したような停滞した空気の匂い。「……麗華さん?」 恐る恐る声をかけると、奥の作業台の影から、ガタリと物音がした。 散乱した布地やデザイン画の山に埋もれるようにして、彼女はそこにいた。 数日前のパーティーでの華やかな姿は嘘のようだった。 髪は乱れ、ノーメイクの顔色は土気色をしており、着ているのは高級ブランドのシルクのパジャマだが、あちこちに酒のシミがついている。足元には、空になったワインボトルが何本も転がっていた。「……来たのね」 麗華は、虚ろな目で私を見た。 その手には、半分ほど残った赤ワインのボトルが握られている。「……わざわざご苦労様。勝者の余裕ってやつかしら?」「……そんなつもりはありません。あなたが呼んだんでしょう」「ふふ、そうね。……見て欲しかったのよ。私の……この無様な最期を」 彼女はふらりと立ち上がり、千鳥足でこちらへ近づいてきた。 湊がすっと私の前に出て、彼女を遮る。「……近づくな。酒臭い」 湊の冷徹な声に、麗華はピクリと肩を震わせた。 そして、歪んだ笑みを浮かべて湊を見上げた。「あら、湊様。&helli
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第169話 忍び寄る陰謀③

 麗華は血走った目で私を睨みつけた。「あの盗作疑惑も! ミランダを焚きつけたのも! 全部あんたが裏で手を回したんでしょ!? この……泥棒猫が!」「違います」 私は一歩前に出た。 湊の背中に隠れているわけにはいかない。これは、私と彼女の問題だ。「誰もあなたを嵌めてなんていない。……あなたが自分で選んだ結果です」「うるさい! 才能もないくせに偉そうな口をきくな!」「才能?」 私は、足元に散らばっているデザイン画の一枚を拾い上げた。 そこには、有名ブランドのコレクションを継ぎ接ぎしたような、ちぐはぐなドレスが描かれていた。「……あなたは、ドレスを愛していない」 静かに、けれどはっきりと告げた。「あなたはドレスを、自分を飾るための道具としか見ていない。……自分のプライドを満たすため、他人より優位に立つためだけのツール。だから、平気で他人のアイデアを盗めるし、生地を粗末に扱える」 あの日、私が修復したドレス。 あんな風に引き裂くことができたのは、彼女の中にドレスへの敬意が欠片もなかったからだ。「本物のデザイナーなら……自分の生み出したものに、命を懸けるはずです。たとえ不格好でも、自分の魂を込めるはずです。……あなたには、それがない」「……っ、黙れ……黙れぇぇぇっ!!」 麗華が絶叫し、私に掴みかかろうと飛び出してきた。 長く伸びた爪が、私の顔を狙う。 しかし、その手が届くことはなかった。 ガシッ。 湊が、彼女の手首を空中で掴み止めたのだ。 無造作に、しかし万力のような強さで。「……痛いっ! 離して!」「……見苦しいぞ、麗華」 湊の声は、怒りというよりも、深い失望に満ちていた。「自分の才能のな
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第170話 忍び寄る陰謀④

 彼女の慟哭が、アトリエに響く。 彼女もまた、歪んだ愛情の中で育った犠牲者なのかもしれない。 成果でしか評価されない。着飾ることでしか自分を保てない。 それは、ある意味で湊の抱えていた孤独と似ている。 けれど、湊はそこで誰かを傷つけるのではなく、一人で耐える道を選んだ。 彼女は、奪う道を選んでしまった。その違いが、決定的な亀裂となって二人を分けたのだ。「……もう、終わりだ」 湊は冷徹に告げた。「九龍グループは、今後一切、お前のブランドへの支援を打ち切る。……それどころか、今回の騒動でホテルが被った損害については、法的に賠償を請求させてもらう」「……!」「剛造にも伝えておけ。……尻尾切りをするなら早めにした方がいいとな」 湊は私の方を向き、手を差し出した。「行こう、朱里。……ここにはもう、見るべきものはない」 私は頷き、彼の手を取った。 泣き崩れる麗華を振り返ることはしなかった。 ここで情けをかけることは、彼女のためにならない。彼女が本当に再生するためには、一度すべてを失い、自分の足で立ち上がるしかないのだから。 アトリエを出て、外の空気を吸い込む。 排気ガスの混じった都会の空気が、今は妙に清々しく感じられた。「……大丈夫か?」 湊が心配そうに私の顔を覗き込む。「うん。……終わったんだね」「ああ。……これでお前を傷つけるものは、一つ減った」 彼は私の手を強く握りしめ、そのまま自分のコートのポケットに入れた。 ポケットの中の温かさが、冷えた指先を溶かしていく。「帰ろう。……今日は、美味しいものを食べよう」「ふふ、何にする?」「……オムライス以外で頼む」 彼が苦虫を噛み潰し
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