連続して、ろくでもない男ばかりに当たった。騙されて、傷ついて、裏切られて。気づけば、心のどこかがすり減ってしまっている。もう男なんてこりごりだ。胸の奥で、そう何度も繰り返す。最初からグイグイ距離を詰めてきて、「一目惚れした」とか「好きだ」とか軽々しく言うやつの言葉なんて、もう絶対に信じない。……信じない。そう決めたはずなのに。ふと、嫌な考えが頭をよぎる。いっそ今度は、騙されたふりをしてやろうか。クズはクズらしく、こっちが騙してやればいい。そんな、少し歪んだ考えまで浮かぶくらいには、心が疲れていた。もう、どうでもいいや。ヤケクソみたいな気持ちのまま、私は駅前のケン○ッキーに入った。揚げ油の匂いが、店の中にじんわり広がっている。明るい店内には、カップルや学生のグループがいて、笑い声がときどき弾けていた。みんな楽しそうだな。ぼんやりそんなことを思いながらカウンターに立つ。「いらっしゃいませ!」元気な声が飛んできた。「……このチキン、8ピースのやつ」ほとんど投げやりな声でそう言うと、店員は少し驚いた顔をしたけれど、すぐに笑顔に戻った。トレーを持って席に座る。テーブルの上に置かれた赤い箱を見つめる。――食べよう。そう決めて、私はチキンにかぶりついた。一口。また一口。油と塩気が口いっぱいに広がる。食べて、食べて、食べる。もう何も考えたくなくて、ただ無心で食べ続けた。失恋の傷を癒そうとして髪を切って。それでもまた男に騙されて。傷ついて、癒そうとして、また傷ついて。ここ最近、ずっとそれの繰り返しだ。……私、何やってるんだろう。ふと手が止まる。どうしたらいいんだろう。私に問題があるのかな。好きになると、つい信じてしまう。相手の言葉を、まっすぐ受け取ってしまう。それって、そんなにダメなこと?なんで私は、こんなに真面目に生きているのに、毎回こんな目に遭うんだろう。胸の奥が、じわっと重くなる。そのときだった。――プルルル。スマホが震えた。画面を見ると、そこには「ルカ」と表示されている。まただ。最近、ほとんど毎日だ。あのあと、LINEが来ても既読をつけないまま放置している。電話もずっと無視しているのに、こうしてまたかかってくる。しつこいな……。胸の奥が、少しだけざわつく。無視し続
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