บททั้งหมดของ 極道と、咲き乱れる桜の恋: บทที่ 11 - บทที่ 12

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11.蔵之介

「どうやって…入ったんですか?」 「言ったろ?兄貴のマンションなんだから、鍵くらい持ってるってこと」 龍之介より線の細い、美青年…といった雰囲気の蔵之介。 組んだ手も足も細く見えるが、このマンションに移動する時、部屋を訪ねた時の裸の上半身を思い出す。 …極道というよりモデルみたいだけど、この人もいざという時は戦うんだろうから、きっと鍛えているのだろう。 そう思ったら、室内で2人でいることに息苦しさを感じた。 じっと見つめられて、心臓が妙な速さで拍動し始める。 …大丈夫。 苦しかったら、そっと後ずさりをして、玄関を出ればいい。 ソファに座る蔵之介と、リビングの入口に立つ自分には距離がある。…手を伸ばしてすぐに届く距離ではない。 大丈夫…自分に言い聞かせた。 「何やってんの?遠慮しないで入っておいで。別に、何もしないよ?」 組んだ手と足を解いて、前かがみになって桜を見つめる蔵之介。 「い…いえ」 辛かったら逃げていいんだ。…そうやって逃げ出したからこそ、今私はここにいられるんだから。 そう思うのに、ふいに足の力が抜けた。めまいを感じて、その場に崩れ落ちる。 「え…ちょっと、桜ちゃん…大丈夫?」 近寄ってきた蔵之介に、思わず強い視線を向けてしまう。 「…そんな目で、見る?」 「すいません、近寄らないでもらえますか?」 「でも、冷や汗かいてない?」 言ってから、その理由が自分にあると気づいたらしい。言われた通り、桜に近寄らないように壁に張り付いた。 「もしかして、男嫌い?…」 「過去にいろいろあったせいです。…それより」 意外にもこちらの様子を気にかけてくれて…それは龍之介より気遣いを感じるほど。だから、用件を聞く余裕ができた。 「私に用があるって言ってましたよね?どんな用件ですか?」 もしかしたら…Black Roseを抜け出してきたペナルティが課せられるのかと思った。 あの店に連れて行かれ、店長と面接して小部屋に入れられ、売られるまで丸一日世話になった。その間の食事代や光熱費を取るというなら、納得だ。 与えられたのは、コンビニのパンやお菓子、おでんのゆで卵、水…といった、栄養バランスも何もない食べ物ばかりだったけど。 「桜ちゃん、龍之介とはどんな関係なの?」 「関係…」 考えたこととまったく違う事を言われ
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12 打ち明ける

蔵之介の拳が顎の下に入り、勢いで後ろに吹っ飛んだ龍之介。 ぶつかったサイドボードのガラス扉が派手な音を立てて割れ、桜は驚いてソファから立ち上がった。 「…今回は俺に指図するんじゃねぇぞ」 「や…やめてください」 仰向けに倒れた龍之介の胸ぐらをもう一度掴んだのを見て、反射的に桜は蔵之介を止めた。 自分の手に重なる桜の手を払うことができず、蔵之介は龍之介を離し、立ち上がった。 「全部、教えてください。百合さんというのは、いったい誰なんですか…」 蔵之介が出ていき、唇から血を流した龍之介に手を貸してソファに座らせ、砕けたガラスを拾いながら聞く。 「…危ない。俺がやるから」 せっかく座ったのに、桜がつかんだガラスの破片を奪い、ビニール袋に放り込む龍之介。そんな龍之介を、桜はじっと見つめていた。そして、そんな桜の強い視線の意味を、龍之介はちゃんと理解していた。けれど…今はまだ言いたくない。それは、初めて会った時とは違う気持ちが芽生えているからだ。これまでつらい思いばかりしてきた桜を、傷つけたくない。「誤解させないように話したい。…だから話すまで、もう少し時間をくれ」「いつですか?」「…ん?「いつになったら誤解のない話ができるようになるんですか?」桜は強い視線を投げかけ、そんな話ができるはずないと言い放った。「正直に、話してくれたらいいんです」…すでに、涙で濡れているように見える桜の大きな目。今は、正直に話す方が彼女に対して誠実だと思い直した。 「百合というのは…2年前亡くなった妻だ。結婚して1年で病気になってな…あっという間に、逝ってしまった」 「亡くなった…奥さん…」 それを聞いて納得した。 …いつか、私を抱きしめて名前を呼んだのは… 「私は、奥さんに似ていたんですね」 「…あぁ。目を見張るほど似ている。組の者も…百合のことを知る奴は皆驚いた」 「…だったら、納得です。私が生きる事を許された理由が」 …すべては、百合さんという女性に似ていたから。 「だから怪我を心配してくれたんですね。…あ、そもそも、抱き上げて屋敷に入れてくれたのも、そういうことか」 優しい瞳で見つめてくれたのも…頬のガーゼをとめる紙テープに気を使ったのも…抱きしめてくれたのも、キスも… 「全部、私を通して百合さんを見ていたから…」 …溢れる
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