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15.女に腕を組まれていた人

Auteur: 桜立風
last update Date de publication: 2026-03-03 09:55:48

歩き出そうとした道の先を見た時…

近くのビルから出てきた人影。

細いストライプ柄のスーツ、夜なのにサングラスをしている男性。でもそれが、嫌味なく似合ってる。

傍らに…黒い細身のドレスを着た女性。あらわな肩に、ショールを巻いて、男性の腕に手をかけている。

なんというか…写真のような美しさの2人。ドラマを見ているような、現実感のない気持ちで見つめていたら…2人のすくそばまで歩いてきてしまった。

「…あ、」

男性が桜を見てわずかに声を上げ、同時に女性も桜を見た。反射的なのか、男性にさらに近寄って…

「…どうしたの、桜ちゃん」

「…あ、ううん」

美紀に声をかけられてハッとした。

…思わず、立ち止まっていたようだ。

男性は、美しい女性を伴って車に乗り込み、走り去ってしまったのに。

外では…知らないふりをするんだなぁ。龍之介さんは。

カフェは街に溢れていた。2人はその中で、空席が目立つ落ち着いた雰囲気のカフェを選んで入る。

…ここでも知らない名前の飲み物に遭遇し、桜は一瞬迷い…美紀の説明を聞いてカフェオレを頼むことにした。そしてチョコチップクッキーを2枚買う。

美紀はカップにこんもりと盛られた生
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Commentaires (3)
goodnovel comment avatar
♡ゆず♡
龍之介と蔵之介と百合さんは三角関係だった?... 「百合」と言いながらも桜ちゃんに気があるのはわかる!龍之介を牽制?挑発してるのも(*ˊᵕˋ*)ꕤ*.゚ 携帯越しにイライラしてそうな龍之介。 もう一人聞いてるのは誰なのかしら。。
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らびぽろ
蔵は百合さんを慕っていた。でも龍と百合さんが想いっているのならば…身を引いた。 でもその百合さんは亡くなってしまった。 そこにこの兄弟の確執があるのかな。 蔵は好きだからこそ幸せになってほしいと 願っていたんじゃないかな。でもそうにはならなかった。 ならば百合さんに似てる桜ちゃんを今度は自分が、自分なら幸せにしてあげられると思ってるのかもしれない。 龍も蔵も百合さんの死を理解してるけど、未だ心はもがき苦しんでるように感じる。とくに蔵の方が… もう1人そこにいるのは…麗香さん?小夜子さん?
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yuu
二人の恋にはいくつもの壁がありますね。 結ばれてほしいけれど、龍之介は桜ちゃんの幸せのために今も葛藤してるのかな。 外では知らないふり、、、それは桜ちゃんに危険が及ばない為にもいいと思うけれど、何も知らないと傷つくよね... 蔵之介の気持ちは本当に桜ちゃんへのものなんだろうか…過去も含めて色んな感情があるの気もするけど。 聞き耳を立ててたのは麗香さん?それとも組の誰かかな…...
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