Alle Kapitel von 僕だってチートがあれば苦労なんてしていない : Kapitel 281 – Kapitel 290

297 Kapitel

内政は駆け足で09

 最大の人口を誇るバロ村は歴史学者のウォルターに先生をしてもらおうと思っていたんだけど、宣言通り助手の二人に丸投げした。  ま、結果として最良の選択だったといえなくもないんだな、これが。  ナートは読み書きを教えるのがうまく子供に人気、ヨーコは算盤を教えるのが巧みで、商売に目覚めた大人たちに算数ではなく数学を教えてくれているらしい。  特にジャスたち大工集団がその数学にハマっている。  建築に経験じゃなくて数学を導入してくれると建築速度や建築物の強度が上がるのでどんどん吸収して欲しい。  ……あー、まぁ、どれほどのレベルの数学なのかは判らないけど、江戸時代には算術ブームがあってびっくりするくらいの高等数学が庶民の間で広まっていたっていうし、文明の進歩に期待しているよ。 で、当の歴史学者は何をしているのかといえば、森の主ことラバナルのところへ押しかけている。  そりゃあ生ける歴史そのもののラバナルから話を聞ければこれ以上ない史実が知れる。  最初に押しかけたときは僕が連れて行ったんだけど、ラバナルに怒鳴られるかと冷や冷やしたもんだった。  ところが、ウォルターは博識雄弁で話が面白い。  語彙も豊富で話があちこち飛ばないので理解しやすく、ためになる。  これがいたくラバナルのお気に召したようだ。  今では月の頭に五日間泊まり込んで談義を交わし、村に戻って整理するという生活だ。  もちろん、他の領民の手前好き勝手ばかりもさせられないのでその豊富な知識を領地経営に生かすべく、歴史編纂など行政周りで仕事をさせている。  そんなこんなで、紙は領内でそのほとんどを消費してしまっていてジョーに「大事な商材が領内で消費されて商機を逸している」 と、会うたびに嫌味を言われる始末だ。 仕方ないじゃないか。
Mehr lesen

内政は駆け足で10

 他にもクレタに医学書、デミタに植物図鑑、ルダーに農業指南書を書かせているからな。  いやぁ、優秀だわ、みんな。  そのうち学校作って国語と算数以外の学問も教育できるようになるといいなと思っているんだけど、まずは図書館かなとか考えている。 そうそう、ラバナルといえばウォルターが歴史話と一緒に現代の魔法事情ももたらしたもんだから、色々と生活の中に魔法が入ってきた。  もちろん魔法を使うためには魔力が必要なんだけど、結界の寝袋同様魔力をチャージして使う便利グッズってのが貴族階級にはあるとかで、いくつかをラバナルが開発してくれた。  これがどんなに優れものかは僕の館がまるで地球の生活並みになったくらいの衝撃だ。 まず、着火機。  フルチャージで約一時間小さな火を灯すものだ。  魔法陣に触るたびに着火と消火を繰り返す仕様でまさにライターのように使える。  火打ち石と火口の時代から燐寸を通り越してライターだよ。  さすがは魔法の世界だよね。 そしてもう一つが照明。  こちらはもっと凄くて水の中にある魔力を使用して明かりをつける魔道具だ。  ラバナル曰く「魔力は水に溶ける」のだそうだ。  その水に溶け込んだ魔力を魔法陣を刻み込んだ宝石に吸い出し、宝石を発光させて明かりを灯す仕組みなんだって。  ラバナルも宝石がもともと魔力を通しやすい性質を持っていて、魔道具として色々な場面で使うのは知っていたけど、性質の違う水と宝石を繋いで魔力を流す魔法陣ってのが目からウロコだったそうだ。  ちなみにただの水だとコップ一杯で四半時間二〇w相当の裸電球くらいの光量で照らせる程度だけど、これ、すごいでしょ?  魔力がなくても魔法のあかりが手に入るんだぜ。  ラバナルは水に多くの魔力を溶かし込む研究と魔法陣の改良をチャールズと始めていて、今はコップ一杯で四〇wの裸電球相当の光量で一時間は照らせる魔道具と魔法水を作ることに成功している。  四〇wあれば時代が昭和まで
Mehr lesen

お館様はオグマリー区攻略に動き出す

「夏の間に領地を拡げるですって!?」 と、ルビンスが驚くのも無理はない。  ちなみに今はセザン村視察からの帰りで一泊したボット村を朝早くに出発し、二の宿を越えたあたりだ。  街道整備の恩恵でバロ村からセザン村までホルスで片道二日。  歩きでも健脚なら三日で着くそうだから、五日もかかっていたのが嘘見たいだろ?  あの日から僕の旅のお供はルビンスと相場が決まっている。  視察はとても順調だった。  どちらの村も村人の数が増えたのでスムーズに種蒔を終えていた。  ルダーの見立てでは今年は天災などがなければ大豊作が見込めるそうだ。  嬉しいじゃないか。  ルダーの前世知識で農業の近代化に成功し、平年並みでも収穫量が二割から三割増しの我が領内にあって大豊作が見込めるとか、こんな嬉しいことはない。  判ってくれるよね、ララァにはいつでも会いに……じゃない。  ファースト世代はすぐにこれだ。  こんなタイミングに領地を拡張しない手はない。「オギンたちの報告じゃ、僕の支配下に入りたい村が多いっていうだろ?」「報告書には目を通しています。オグマリー市に遠い一町三村の集落とセザン村との距離が近い第四中の村が帰順の意志を内々に示しているとか」「そう。そこでこの夏の間に無血で編入しようと思うんだ」「それが可能であれば他の村もこちらになびきそうですが、一昨年第三中の村行きを断念したのは人材不足が理由ではありませんでしたか?」 口調がすっかり僕の部下って感じになったね。「確かに人材不足は今も課題だけれど、揃うのを待っていたら時代に取り残されてしまう。乱世で取り残されるということがどういうことかは想像できるだろう?」「それは……お館様には勝算がおありということですか」
Mehr lesen

押さえておきたい情報

「うん、話によればズラカルト男爵は今年も税率を上げる決定をしたそうじゃないか」 特に軍備を強化するでもなく毎年税率を上げていて、今年ついに収穫の七割五分を徴収する布令が回ったと報告があった。  これさ、僕が原因の一端なんだよね。  三村分の収入がなくなった分を他の村に割り当てたんだろ?  年が明けて早々にそういう布令が出されたのは予想以上に減収が響いているということな気がするんだ。「だから西側コロニーを抱き込めば、東側も雪崩を打って帰順してくるんじゃないかと……」「なるほど。西のコロニーの先は山脈を挟んでブチーチン帝国。戦力の分散を極力抑える観点からも先に攻略すべき地域です。それが流血なしで支配下に収めることができるなら、これ以上の戦果はありません」 さすがにオグマリー区で男爵の代官オルバック家の騎士だった人物だ。  戦略意図、要諦をよく理解している。「コロニーの中心に町があるんだろう?」「はい。三村を監督し農繁期に人材を提供するなどの目的で作られた町で、確か人口が六百人ほどだったかと」「五、六十人うちの村に来ているそうだけどね」 それでも五百人以上いるってことだ。「でも、繁忙期の農作業の手伝いにそんなに人いる?」「いりませんよ」 じゃあなんで六百人もの人口をため込んでいるんだ?「セザン村と第三中の村との間にグリフ族のテリトリーがあるのはご存知ですよね?」「ああ」「西の山脈には頻繁に山から降りてくるモンスターが複数種います」「町ってのは駐屯地なのか」「そういう側面もあるということです。三つの村はおそらく問題なく吸収できるでしょう」「問題は町か」「ええ、荒くれた傭兵なども常駐していたりします。指導者が恭順の意思を示したからと言って町全体が帰順するとは限りません」 それは厄介だ。
Mehr lesen

婚約者と旅に出る

「ルビンスは西のコロニーに詳しいようだな」「いえ、ほとんどが父の受け売りです」 ルビレルの?「父は若い頃、守備隊の騎兵隊長をしていたそうですから」 ありがたい情報提供だ。  バロ村に戻った僕は早速ルビレルを呼び出して打ち合わせを始める。  やがて報告に戻ってきたオギンたちとも協議して日取りを決め、盛夏で青々と萌えるフレイラ畑の中を二台の二頭立てホルス車で出発した。  先頭のホルス車には御者にチロー、ルビレルとルビンス、それに護衛のサビーとガーブラが乗っている。  台車は広く五人が寝られるように作られているのは去年のうちに発注していた使者用だ。  僕の乗っている二台目はもう少し豪華に造られている。  豪華なのは示威目的だよ。  御者は護衛を兼ねてザイーダが勤めてくれている。  台車の中には僕とサラ、そしてサラの身の回りの世話係としてセザン村からカルホを連れてきている。  これも格式の強調のためだ。  普段は館で深窓の令嬢として過ごしているサラを連れ出したのはぶっちゃけ政治利用である。 先触れにくノ一衆(オギン、キャラ、キキョウ、コチョウ、ホタル)を送り込んでいる。  第三中の村はくノ一だけでも用は足せると思う。  問題はその先の町だな。  町さえ降せばさらに先の第一中の村、第二中の村は手中に収めたも同然だ。  セザン村までは当たり前につつがなく通過する。「久しぶりの旅だけど、疲れないかい?」 ここまで二日、この二年近く普段はイゼルナを付き人になに不自由なく暮らしてきたサラである。  突然の長旅を心配して声をかけると、彼女は屈託のない笑顔でこう答えた。「旅は久しぶりですけれど、普段から体は動かしていますから、むしろ体が鈍ってしまわないか心配です」 あー、かわいい。  婚約をした日からしばらくはぎこちなかった関係も今では日常会話もギクシャクしないくらいにはなった。  それ以上の進展はないんだけどね。  今の所婚約して同じ家(館)には住んで
Mehr lesen

それぞれの衣装

 セザン村から第三中の村間にはグリフ族のテリトリーがある。  グフリ族は夜行性でたびたび旅人を襲うことで知られているが、人と交易もする種族なので適度に折り合いをつけていると聞かされている。  行きは安全のため街道を少し急いで通過したが、この案件は早々に解決しておきたい問題だ。  実は結構前からこの件は悩みの種で、二、三の腹案のどれを実行するか決めかねている。  やっぱあれだな、一度グリフ族に接触しなきゃダメだな。  そんなことを思いながら夜営に使われている場所を通過する。  なんか、バリケード的なものが組まれてたりして、なかなかの危険地帯なのが判る。  そのバリケードも補修の跡が目立つ。  これを定期的にやってるのが町の住人の役割なんだろうか?  第三中の村に着くと、キャラが待っていた。「お早いお着きですね」 ホルス車を降りた僕に声をかけてくる。「オギンたちは?」「二日前に町へ行きました」 キャラは出会った頃の露出高めの格好ではなく、奥ゆかしい服装をしている。  TPOってやつだ。「村長には話が通っております。すぐにお伺いになられますか?」「いや、僕もそれなりの格好をしてから訪うよ。今はサラたちが着替えている」「かしこまりました。では半時間ほどで伺うと知らせて参りましょう」 と、その場を立ち去る。  しなやかな動きが艶っぽい。「ジャン様はあのような女性がお好みなのですね」 僕を「お館様」と呼ばないのはサラだけだ。  ドキーッとする言葉を背後から投げられて二拍ほどの間をあけた後振り返ると、初めて出会った頃の服を模した衣装のサラが車から出てくるところだった。  成人の儀をすませ女性らしくなった彼女の今の寸法に合わせて作られた服はしかし、デザインからか少し幼い印象を与える。  これはアレだ、お貴族様の衣装デザイナーでも雇わなきゃ解決できないな。  あ・いや、それより今は剣呑な攻撃を交わす一手が必要だ。
Mehr lesen

形から入るのは相手に対する心理戦の一環です

「さすがに似合うね。お姫様」「ずるい」 何が!?「まぁ、いいです。ジャン様もお着替えをなさってください」「ああ、そうしよう」 車に戻ると、カルホがニヤニヤと笑いながら僕の服を持って待ち構えていた。…………。「……一人で着替えるよ?」「慣れてください」「え?」「サラ様が言ってました。領主になるための試練です」 …………。 「お召し物は自分で着るな」的なことか?  僕は不承不承カルホに背を向けて手を拡げる。  カルホはテキパキと服を脱がせて新しい服を着せてくれる。「手際がいいな」「お姉ちゃんに教わったから」「クレタはよく知ってたな」「なに言ってんの、ルビンス様の世話を命じたのはお館様じゃないですか」 な、なるほど。「従者もできたらしいけど、ルビンス様がお姉ちゃんに任せてたらしいよ」 ……な、なるほど。 微妙にタメ語の残っているカルホに着替えさせてもらった衣装はルビレルのものを参考にしたものだ。  僕の家格ならまぁ、このくらいでもまだいいだろう。  僕は車のドアを開け、サラを招き入れるとホルス車を出発させる。  チローもザイーダも心得たもので、きっかり約束の時間に村長の家の前にホルス車を横付けする。  ホルスのいななきに村長がキャラと一緒に出てくると、チローがドアを開けてくれる。  僕が先に出てサラが手を取り後から降りてくる。「これはこれはようこそおいでくださいました。ささ、なにもおもてなしは出来ませんがまずはお上がりください」
Mehr lesen

ここより先の

 案内された家は村長の家としてはこれまで見た村長の家と大きく違わない。  威圧感を与えないようにルビンス一人を護衛として立たせる。  村で僕がおくれを取るとは思えない。  じゃあなんで連れてきたかと言えば領主としての示威行為であり、サラの安全のためである。  帰順の話し合いについては滞りなくすんだので、その後世間話を装って情報収集を始めた。  こういう時サラが役に立ってくれる。  集めた情報によれば、グリフ族は村の北東方面、野営地より第三中の村寄りの広範囲をテリトリーとしているそうだ。  集落自体の規模は五、六十人規模と考えられるそうだが、野営地を襲うことはあっても村を襲うことはない。  ここはテリトリー外ってことだな。  襲う時は通常七人程度、多くても十人前後。  襲われても脅して追い出すことが目的だから滅多なことでは人死には出ないってことだ。  縄張り意識が強く排他的だが好戦的なわけではないってことか。「お口に合うか判りませんが、ささやかながら晩餐を」 と、饗してくれたのはイベントごとなどで各家庭が作る田舎料理だ。  これ、好き。  サラも嫌いじゃないようだ。  キャラは外で待つ供に持っていってくれる。  有能だ。「町のことですが」 と、話を振って得られたのは、まず町が城塞都市であること。  これはまぁ、ルビレルたちから聞いていた。  中世ヨーロッパなどで見られた城壁で囲われた町である。  あんまりいいイメージないのよね、衛生環境とかそこら辺で。  オルバック家からチカマック・エモンザーという男がこの春から代官として赴任して運営にあたっている。  事前知識でこのコロニーは一種の左遷地だと聞かされている。  つまり、チカマックってのも何かやらかすかして飛ばされたんだろうと想像できる。  できるんだけど……一つ心配なのは帰順の意思を伝えてきたのが前任のキンショー・ハンジーだったことだ。  長らく(実に二十三年、ルビレルがいた頃からの代官だ)冷や飯を食わされていたキンショー
Mehr lesen

町の代官との交渉01

 村長の歓待を受けて、翌日には町に向けて出発。  ちなみに僕の乗るホルス車にはこの村での用が済んだキャラも同乗している。  本当は二、三日逗留したいところなんだけれど、この国の慣習として村長は旅人を饗さなければいけないことになっているんで負担を考えてのことだ。  ああ、なんて優しい領主(候補)なんでしょう。(なに自画自賛してんのよ) いいべや、誰も褒めてくれないんだから。  どん詰まりの僕の故郷と違って耕作適地の広いこの辺りは集落が密集していて町を中心に三ヶ村拓かれている。  ということはとても隣接しているということだ。  第三中の村から町までは半日ちょっとの距離にあった。  本当近いね。  町は高さ二シャル半ほどの石造りの壁で囲われていたけれど、出入口には門番らしき人員は配置されていなかった。  なんのための城壁なのか?  町の中に入るとホタルが出迎えてくれた。「オギンたちは?」「はい、代官チカマック様と代官館でお待ちです」「首尾は?」「上々かと。少なくとも交渉には差し支えがございません」 あれ? ホタルってこんな物言いだったかな?  とか、思ってたらキャラがこうそっと耳打ちしてくれる。「人の目のあること、ホタルとて言葉遣いには当然気をつけていますよ」 オギンかキャラの指導のたまものってことか。「では、このまま進ませます」 と、先頭車のチローが声をかけ出発だ。  代官館はボット村やセザン村で僕が建てた代官館より豪華な作りだった。  築年数は相当経過しているようだけれど、丁寧に使われていたようで今も偉容を誇っている。  とはいえ、石壁で囲われた城塞都市の景観は前世の海外映画でよく観たものよりずっと不衛生で、これなら農村地域の方が開放的で水まわりも潤沢な分まだマシだ。  町人は男の比率が高く目つきのよくないあらくれた感じの奴らが大半だった。  これは町の機能による傾向なんだろうか?
Mehr lesen

町の代官との交渉02

「この町はずいぶん治安が悪そうですね」 と、サラがいうところを見ると、これが一般的というわけじゃないってことか。  そうだな、ゼニナルは大きな商都で町としての成立過程が違っているのを差っ引いてもここまで不衛生じゃなかった。  到着した代官館の門前で、オギンたちが一人の男と待っていた。  今日は出発前から正装だったので、そのままサラをエスコートして車を降りる。「お待ちしておりました。さ、こちらへどうぞ」 と、男が案内に立つ。  ちらりとオギンを見ると小さく頷くので、そのままついていくことにする。「お館様」 と、声をかけられて振り向くと、車から出ようとするルビンスの姿が。「オギンたちがいるから大丈夫だ。待機していてくれ」「私はご同行いたします」 キャラがサラにかしずくように付き従う。  女性ばかりとはいえ錬磨の戦闘集団だ。  実力で言えばオギンとキャラが僕より上でキキョウとコチョウが同等レベル、一格落ちるとは言えホタルもそこそこ戦える。  それに今日は戦いに来たわけじゃなく交渉に来たんだからこれで問題ないでしょ。  ま・ある意味戦いではあるけれど。(単にハーレム主人公したいだけじゃなく?) …………。(あ、察し) 応接室に案内されて待つことしばし、ルビレルより若いがそれなりに貫禄のある男が若い二人の従者を連れて入ってきた。  なるほど、これが代官チカマックか。  従者の一人が僕を見て一瞬目を見張る。  なに? なんなのよ。「待たせたな」 む、さっそくマウントの取り合いか。  交渉ごとは当然自分に有利に進むように行うもんだ。  もちろん一方的にこちらが利益を得るようなやり方は禍根の元だけど。  さて、まずはどう攻めるか。  そう言えば名乗ってないな。「お初にお目にかかる」 とだけ言っておこう。  ちょっと目を細めただけで着席をうながす男。
Mehr lesen
ZURÜCK
1
...
252627282930
CODE SCANNEN, UM IN DER APP ZU LESEN
DMCA.com Protection Status