「ほ、本当にやるんですか?」トムは驚きのあまり声が裏返っていた。彼だけではない。他の全員も信じられないという表情を浮かべていた。炎真様が「真実か挑戦か」に参加する!?想像するだけでも恐ろしい絵面だ!しかし、ゲームを提案したのは自分たちであり、炎真も頷いてしまった以上、腹を括るしかない。トムは手短にルールを説明した。「簡単です。俺がこの空き瓶を回して、瓶の口が向いた人が『真実』か『挑戦』かを選びます。もし実行できなければ、罰ゲームとしてお酒を三杯一気飲みです」彼はどこから取り出したのか、小さな空き瓶と使い捨てのプラスチックカップをいくつか、そしてかなり度数の高いウイスキーを一本用意した。ゲームが始まった。最初の数ラウンドはまだ穏やかなものだった。指名された人は、当たり障りのない「真実」を選ぶか、笑って済ませられる程度の「挑戦」をこなし、テント内の雰囲気も少しだけ和んできた。そして、トムが再び瓶を回した。クルクルと数周回った後、瓶の回転が遅くなり、瓶の口はフラフラと揺れながら何人かの前を通り過ぎ、最終的に、ピタリと炎真を指し示して止まったのだ。「炎真様、『真実』と『挑戦』、どちらにしますか?」炎真は、ワクワクして目を輝かせている柚希を一瞥し、淡々と答えた。「挑戦だ」トムはスマホのアプリを使って『挑戦』の罰ゲームを抽選した。画面が止まった時、彼は目を輝かせ、ニヤリと笑った。「『挑戦』の内容は……7番にキスをする!」「7番って誰だ?」誰かが小声で尋ねた。柚希は自分の手に握られている番号札を見て、瞬時に耳の先までカッと熱くなり、心臓の鼓動が急激に乱れた。私が、7番だ。テントの中に、即座に興奮した歓声と冷やかしの声が沸き起こった。柚希は顔を真っ赤にし、恥ずかしさで穴があったら入りたい気分だった。この罰ゲームはいくらなんでも度が過ぎている。こんな曖昧で際どい命令など、炎真の立場と性格を考えれば、絶対にウイスキーを飲む方を選ぶに決まっている。彼女がそう思いながら彼の方を向き、彼にお酒を注いであげようとウイスキーのボトルに手を伸ばした、その次の瞬間だった。彼が彼女の方に向き直り、暗夜の海のように深く底知れぬ瞳で、彼女をじっと見つめているのに気がついた。そして、彼は温かい手のひらで彼女のうなじを
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