もう少し掘り下げると、日本語には昔からカタツムリを指す「でんでんむし」といった呼び方があり、子どもの歌や昔話などでも耳にすることがあります。尾田さんはそうした日常語感も取り入れつつ、「電(でん)」という字を掛け合わせて通信機器っぽさを強調しています。公式の英語版や翻訳では便宜上『Transponder Snail』や『Den Den Mushi』などと表記されますが、日本語原作の遊び心と音の気持ち良さは漢字表記(例:電伝虫/電々虫など)を見ることでより伝わってきます。作品内では単純な電話代わりだけでなく、長距離中継や盗聴、偽装中継など多彩なバリエーションが登場し、それぞれに合わせたデザインや色分けがなされている点も面白いです。