70歳のパートナーががんを装って初恋の人と結婚式を挙げる金婚式の年に、夫が胃がんであることがわかった。
息子は海外での治療を提案し、私には孫の世話を頼んだ。
私も一緒に行きたかったけど、夫は眉をひそめて叱りつけた。
「お前みたいな老婆が何の役に立つんだ?来られたら迷惑だ!」
息子も私を非難した。「おばあちゃんを連れてくって、どれだけお金かかると思ってんの?もうちょっと俺たちの立場考えろよ」
私は仕方なく納得した。
数日間、心配で眠れない夜が続いた。ある深夜、同窓会のグループチャットで祝福のメッセージを見つけた。
「二人の夢が叶って良かったな」
ビデオ通話では、夫と初恋の人がスーツとウェディングドレスを着て、私が一度も経験しなかったような結婚式を挙げていた。
自分の人生を振り返ると、家事に追われ、夫や息子のために尽くしてきた。
誰よりも尽くしてきたのに、唯一自分だけには申し訳ない気持ちだった。
私はグループチャットでパートナーをタグ付けし、「二人が幸せに眠れますように」とメッセージを送った。