物語のトーンは緩急があり、演技シーンの美しさや演出に重きが置かれているので、視覚的な魅力や音の使い方にも注目してほしい。スポ根寄りの熱さだけでなく、表現者としての孤独や喜びが描かれるため、演技・芸術寄りの物語が好きなら特に刺さるはずだ。私が観て感じたのは、勝つことよりも「自分らしい表現を見つけること」に価値を置く姿勢が清々しく、'ユーリ!!! on ICE'のような演技の心情描写が響くタイプの作品だという点だ。最後に、肩の力を抜いて登場人物たちの成長過程を楽しめば、十分に楽しめる作品だと断言できる。