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トイレに秘密ある

トイレに秘密ある

2008 年、ある夜、親友のボーイフレンドを殺して、下水道に押し込んだ。 それは私が初めて人を殺したのだ。 彼の死体を下水道に流し込むのに、なんと三日間もかかった。 しかし四日目、校舎の外に三台のパトカーを目にした。
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七年の嘘、愛も憎しみも虚しく

七年の嘘、愛も憎しみも虚しく

半夏moon(はんかのムーン)切ない恋クズ男家族もの
結婚して七年間、夜を共にするたびに、私は仏壇の前で朝までひざまずいていなきゃいけなかった。 「これは真夏への償いのためだ」そう言ったのは、夫の相澤嘉山(あいざわ かやま)だ。 また義母の相澤夫人に命じられ、夫のもとへと向かったある夜のこと。ふと、廊下で彼の兄弟たちの話し声が耳に入った。 「さて、今年で時雨(しぐれ)は何度目の体外受精だ?あいつマジで必死だな」 「まあ……本人は知らないんだろ?嘉山の子どもなんか、一生できるわけないのにな」 嘉山が冷たく鼻で笑った。「バカだよな。毎回終わったあと、俺がわざわざ牛乳飲ませてんのに。何年もずっとピル飲まされてて妊娠できるわけないだろ?」 「あいつが体外受精で苦しんでんのも、全部真夏のためにやってんだよ。あれは、罰だ」 私は虚しく笑い、その会話を録音してそのまま嘉山のお爺さん――相澤当主に送った。 「私はもう、相澤家に跡継ぎを残す運命にはない。だから、もう、私を自由にしてくれないか?」
Short Story · 恋愛
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愛はなかったように

愛はなかったように

お休みお月様愛人切ない恋不倫
お金を返してもらう約束の最終日、私は真壁時礼(まかべ ときのり)の義妹から、貸していた六百万円を取り戻した。 その翌日、時礼は私の目の前に、見たこともない帳簿を叩きつけた。 「去年のお前の誕生日には、162000円を送った。 十周年の記念日には、2160000円。 それに、毎月初めには生活費として400000円も送っていた。 今日中に、全部返してもらう」 私は動けなくなった。時礼は笑っていたが、その顔には少しの温もりもなかった。 「どうした?金がないのか? 朝倉音羽(あさくら おとは)、詩乃に勝手に嫌がらせするなんて、ひどかったな。 これはお前への罰だ。今日返さなかったら、これから三年間、お互い一切会わない。お前も俺に会いに来るな」 その後の三年間、私は一度も時礼に会わなかった。探しにも行かなかった。 彼が義妹とペアリングをつけて世界を旅していた頃、私は幼なじみと、親族や友達の前で結婚式を挙げた。 彼が義妹と海辺で手をつなぎ、キスを交わしていた時、私は夫と、猫一匹、犬一匹と一緒に新居へ引っ越した。 すべてが、順調に進んでいるはずだった。 なのに時礼、どうしてまた深夜に、私が泊まっているホテルの下で泣きながら「ごめんなさい」なんて言うの?
Short Story · 恋愛
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月のように、風のように

月のように、風のように

私は高橋誠(たかばし まこと)と3年間、密かに付き合っていた。 会社ではただの上下関係だったが、家に帰ると彼は私を激しく弄んだ。 ある日、彼がなにやら嬉しそうに結婚の手続きをネットで調べているのを見つけた。私も、もうすぐ夫婦になれるんだ、と期待に胸を膨らませていた。なのに、彼が若い女の子を車に乗せて、市役所に入っていくのを目撃してしまった。 「もう籍も入れたんだし、ちゃんとけじめつけないとね」 「そうだな。まあ、でも彼女を俺のそばに置いておくのも悪くはないが!」 皆が笑顔の中、私は涙が溢れ出て、幼馴染に電話をかけた。 「私のこと、お嫁さんにしてくれるって言ったじゃない?」 その後、誠が結婚した日は、私が結婚した日でもあった。 私と桜井佑樹(さくらい ゆうき)の結婚写真を見て、誠は目を赤くした。式場で彼の妻を放り出し、車で私を迎えに来たのだ。 でも、残念。私はもう新婚の夫と甘い夜を過ごしてたんだから。
Short Story · 恋愛
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私たちの家に幼馴染が住み着いた日、愛が試された

私たちの家に幼馴染が住み着いた日、愛が試された

夫の幼馴染が重い病気にかかったらしい。 彼女は「唯一の願いは、彼の腕の中で死ぬこと」だと言い出した。 そして、堂々と私たちの家に住み着いたのだ。 当然、私は夫に抗議した。けれど、返ってきたのは怒鳴り声だった。 「彼女はもう半分足を棺桶に突っ込んでるんだぞ!そんな人にまで文句言うのか?少しぐらい大人になれよ!」 ――その言葉に、私は冷笑で返すほかなかった。 半月後。私が別の男性、しかも桐嶋グループの後継者の家を頻繁に出入りしているところを週刊誌に撮られた。 真っ赤な目をした夫が私を問い詰める。 「どういうつもりだ!」 私は彼の真似をして、冷たく言い放った。 「何をそんなに気にするの?少しぐらい大人になれないの?」
Short Story · 恋愛
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富家の若旦那の愛、私には遠すぎる

富家の若旦那の愛、私には遠すぎる

母の治療費を工面するために、私は手っ取り早い道を選んだ。 恋に落ちたと思ったのは、ただの思い込みだった。 実際には金持ちの若者たちに一時の遊び相手として利用されていただけ。 異常なゲームに何度か巻き込まれた末、私は自分から身を引くことを決めた。
Short Story · ラノベ
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課題で高級車を描かせたら、金目当ての幼稚園教師が私の夫に目をつけた

課題で高級車を描かせたら、金目当ての幼稚園教師が私の夫に目をつけた

娘の幼稚園で宿題が出た。家の車のエンブレムを描いて提出するようにとのことだった。 娘は庭師の乗るシニアカーが好きで、よく見かけるその簡易なデザインを描いた。 そして小姑の息子は私の家まで来て私の高級車のエンブレムを描いた。 私はこれをただの絵を描く宿題だと思い、特に気にも留めなかった。 しかし、1ヶ月後の保護者会で、先生は私を一番隅に追いやり、いつも厄介者扱いされているはずの小姑には妙に媚を売っていた。 大勢の保護者や子供たちの前で、先生は私を名指しで批判した。「貧乏な家庭のくせに、そんな派手に着飾って誰のお坊ちゃんを誘惑するつもりなんでしょうかね?」 私は堪えきれず、彼女に平手打ちを二発食らわせた。 自分の身分を明かして彼女を黙らせようとしたが、まさか彼女の方から先に一泡吹かされるとは思わなかった。 「金持ちの旦那と結婚しただけじゃないか?でも残念ね、今彼が愛しているのは私なのよ」 あなたが言ってるの、私のヒモ旦那のこと?笑わせないで、このゴミならこっちから丁寧に包んで渡してあげるわ。 ……
Short Story · 家族もの
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噂から始まった逆転劇 ~部長昇進の裏に隠された真実~

噂から始まった逆転劇 ~部長昇進の裏に隠された真実~

入社早々に大口契約を取り営業部長に昇進したというのに、給湯室で社長秘書が「胸だけデカくて頭空っぽ、実績は体で稼いだだけ」って言ってるのを聞いてしまった。 怒りに任せて警察に通報しようとした私。 なのに秘書の夫が必死で止めに入って、妻に土下座までさせて謝罪させようとする始末。 翌日、仕事用のグループチャットに私の卑猥な写真とホテルでの男性との密会記録が出回り始めた。 同僚たちは暗黙の了解で私を軽蔑し、社長からも品行方正に欠けるという理由で解雇を言い渡された。 夫は事実を知るや否や離婚を切り出し、娘まで連れ去って私を一文無しにした。 近所の噂話に気が動転して、不慮の事故で命を落としてしまう。 目を開けると、あの昇進が決まった日に戻っていた。
Short Story · 転生
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星はもう、月の光を求めない

星はもう、月の光を求めない

九条星良と黒澤誠の結婚式当日、彼の幼なじみ・雨宮紗耶が九条家ビルの30階から身を投げ、地面に叩きつけられて命を落とした。 式は、そのまま進行された。 結婚してからの三年間、誠は、星良の望むものをすべて与えた。だが、もともと笑わないその顔は、さらに不気味なまでに冷えきっていた。 そして、妊娠三ヶ月のとき。 突然、星良の父が失踪し、行方不明となったという知らせが届く。 警察に向かうと思いきや、誠が車を走らせたのは山の上だった。 車が山頂に着いたとき、彼女の目に飛び込んできたのは、車の後部に縄で繋がれ、血まみれの姿で山道を何度も引きずられていた父の姿だった。 全身に痣と出血、口や耳からも血が流れ、地面に倒れた父は今にも息絶えそうだった。 駆け寄ろうとした星良を、誠はためらいなく縛り上げた。 彼の子を身ごもっていたにもかかわらず、自らの手で彼女を車で引きずり回したのだ。 足の間から流れた鮮血が、両脚を真っ赤に染めた。 彼女は、山中で命を落とすことはなかった。 彼は星良を地下室に閉じ込め、下半身の汚れの中には、彼女の赤ん坊がいた。 星良はネズミやゴキブリに囲まれたまま生かされ、足をかじられ、何度も絶望の淵に追いやった。 やがて、息をする力すら残されていなかった…… 目を覚ました星良は、誠と結婚前の過去に戻っていた。 まだ誰もが誠を「九条家の婿養子候補」と呼んでいたあの頃。 星良は静かに笑い、涙を流した。 「……黒澤誠。今度こそ、絶対にあなたなんか選ばない」
Short Story · 恋愛
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日没の頃、愛は消える

日没の頃、愛は消える

「篠原さん、この結婚証明書は偽物です……」 窓口の職員は、篠原綾音(しのはら あやね)を見つめながら、どこか同情の色を浮かべていた。 「それに、システムによると、一ノ瀬智也(いちのせ ともや)さんは半月前に朝倉澪(あさくら みお)という女性とすでに婚姻届を提出しています」 6年間付き合ってきた恋人が、彼女に何も告げず、ずっと好きな初恋の子とひそかに結婚していた―― その事実を聞いても、綾音はさほど驚かなかった。 「わかりました。お手数をおかけしました」
Short Story · 恋愛
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