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婚約者さん、その幼なじみとどうぞお幸せに

婚約者さん、その幼なじみとどうぞお幸せに

後々逆転愛人ひいき/自己中クズ男不倫スカッと
結婚式を挙げる前日の夜、私の婚約者の幼なじみは傭兵をしていて、五年間連絡を断っていたのだが、任務中に負傷したうえ毒性のある媚薬まで盛られてしまった。 薬を盛られた彼女は部隊の仲間に私の婚約者の前へ連れて行かれた。彼女は全身血だらけで、まさに九死に一生といった様子だった。 一向に冷静沈着で理性をなくすことのなかった篠原迅(しのはら じん)は目を真っ赤にさせて、私の制止も振り切り幼なじみと一夜を共にした。 そして私のほうはというと、一晩部屋の外で一睡もできなかった。 その翌日、私のヒステリックな詰問に対して彼は幼なじみを庇い、腐った態度でこう吐き捨てた。 「俺は茉莉花(まりか)が死んでいくのを黙って見ているわけにいかなかったんだ。ただ俺の『初めて』を彼女にあげただけだろう?結婚する前にちょっと一晩羽目外したからって何だって言うんだ?」 その瞬間、私の彼に対する愛は完全に粉々になって消えていったのだった。
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風雨に別れを告げ、花の季節を迎える

風雨に別れを告げ、花の季節を迎える

紗々愛人ひいき/自己中逆転スカッとしっかり者
彼氏と一緒にウェディングドレスの試着に来て、ちょうど会計しようとしたそのとき、手にしていたドレスをいきなり別の女にひったくられた。 「ごめんなさいね、これ、私が先に目をつけてたの!」 私は眉をひそめた。すると友人がふいに私の肩を叩き、小声で言った。 「大丈夫、彼氏に言ってもらいなよ。そのドレス、新作が出たときにもう予約してたんでしょ。絶対、あんたのために取っておいたんだって」 私は反射的に森田和真(もりた かずま)へ視線を向けた。案の定、彼は前へ歩み出た。 けれど――彼がしたのは、女の腕からずり落ちた裾を、何気なく整えてやることだった。 「向こうが先に気に入ってたなら、仕方ないだろ」 彼は私の頬をつまんで、優しく、それでいてどこか軽い調子で笑った。 「うちの咲良ちゃんはいちばん聞き分けがいいもんな。どうせこの一着じゃなきゃ駄目ってわけでもないだろ?」 私は、その女の得意げで勝ち誇ったような顔を、ただぼんやりと見つめていた。 何も答えなかった。 ただ、気まずそうな顔をしている友人に向かって、小さく笑ってみせた。 「大丈夫。このドレスは、もういらない」 ウェディングドレスなんて、別にこの一着じゃなきゃいけないわけじゃない。 結婚する相手だって同じだ。 和真でなければ駄目というわけでも、もうなかった。
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腐女子の私、推しカプのはずの美人上司に抱き枕認定されました。

腐女子の私、推しカプのはずの美人上司に抱き枕認定されました。

古紫汐桜現代一人称溺愛OL天然オタクオフィス三角関係誤解
受けだと思っていた美人上司が、実は甘い野獣でした。 腐女子の私は、今日も安全な距離で推しカプを見守るはずだったのに――。 女子校育ちのぽっちゃり腐女子・木野こずえは、社内公認の推しカプ「黒鷹×白鳩」を愛でる腐安(ファン)の一人。 余裕と色気を纏うスーパー攻め様・野宮部長と、妖艶で中性的なスーパー受け様・鳩村課長は、誰もが認める理想の組み合わせ……のはずだった。 しかしある朝、目覚めたこずえは、鳩村課長に抱き枕にされている自分に気付いてしまう。 保護のつもりだった白鳩と、最初から狙っていた黒鷹。 勘違い腐女子を巡る、甘くて危険な三角関係が始まる――。
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荒原に愛の花は咲かない

荒原に愛の花は咲かない

丘々切ない恋愛人ひいき/自己中クズ男偽装死後悔
私は子宮がんを患うと、夫の金井颯(かない はやて)はすぐに若い愛人を見つけて自分の血を継がせようとした。 さらに、私が意識不明の間に、彼は財産の継承者を、まだ生まれてもいない私生児に書き換えた。 両親は、彼が養っていた愛人である小林椿(こばやし つばき)に侮辱され、虐待された。挙句の果てに、椿から子どもを殺そうとしたと濡れ衣を着せられた。 私は両親を連れて家を出ようと決意したが、颯がくれた薬を飲んだあと再び大出血を起こした。 しかも、彼は私を放置して、椿の出産に付き添いに行った。 私が死んだと知らされたとき、彼は深く後悔し、泣きながら両親に離れないでほしいと懇願した。 私は死んだふりをして両親を連れ、ヨーロッパへ渡った。そして、一人の子どもを養子に迎えた。 私を見つけた後、颯は家に戻ってほしいと懇願し、土下座までして謝ったが、私はもう二度と彼を許すことはない。 彼は帰国後、椿を罰し、彼女を金井家の屋敷で死に追いやった。 しかし、彼自身も椿により両目を潰され、金井グループを支える力を失った。最後は、大型トラックにはねられて命を落とした。
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愛の黄昏

愛の黄昏

牛々切ない恋逆転ひいき/自己中しっかり者後悔カウントダウン
川端悠が秘書に風邪薬を届けるために、閉所恐怖症の私がエレベーターに閉じ込められているにもかかわらず、無視したことを知った私は、離婚を申し出た。 川端は即座に同意し、その後友人たちに笑いながら言った。 「ただのわがままだよ。彼女の両親はもう亡くなっているし、本当に俺と離婚するわけがない。 どうせ脅してるだけだろう。彼女が後悔した時、俺が寛大に許してやれば、どうせ帰ってくるさ」 翌日、彼は秘書とのカップル写真をSNSに投稿し、キャプションにはこう書いていた。 「君の笑顔は俺の宝物」 私は日々を数えながら、平静に自分の荷物をまとめ、ある番号に電話をかけた。 「叔父さん、ニューヨーク行きのチケットを一枚買ってください」
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春の終わりに、別れを告げよう

春の終わりに、別れを告げよう

七々ドロドロ展開愛人ひいき/自己中クズ男不倫
「おばさん、決めたの。清と結婚するわ」 大洋の向こうの叔母・浅草沙織は、間もなく訪れる再会に喜びを感じながらも、すぐに我に返った。 「千桜、付き合っている人と結婚するって言ってなかった?どうして急に…… 嫌な思いをしたの?話してごらん。おばさんがすぐ戻って、守ってあげるから!」
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結婚式前夜、婚約者は妹と結婚した

結婚式前夜、婚約者は妹と結婚した

橙々切ない恋妻を取り戻す修羅場不倫逆転クズ家族もの
結婚まであと三ヶ月というある日、婚約者が自分のインスタにアップしたのは、私の養い妹との婚姻届と妹の妊婦写真だった。 添えられた言葉は「僕たちの子供、これで晴れて合法的な命だね」 妹は恥ずかしがり屋の絵文字でコメントを残した。 母は「いいね」を押して、「赤ちゃんが生まれたら私が見るから、二人で新婚生活を楽しみなさい」とコメントした。 私は思わず「?」とコメントを残した。すると次の瞬間、婚約者から怒りの言葉が容赦なく浴びせられた。 「一年だけ結婚するんだよ。子供が生まれたら、また君のところに戻るから」
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悦びは、旧い恋のためにあらず

悦びは、旧い恋のためにあらず

紗々切ない恋ドロドロ展開クズ男愛人不倫妻を取り戻す修羅場
二木和光(ふたき かずみつ)とおせち料理の食材を買いにスーパーへ向かう途中、久しぶりに同じ大学出身の竿代敦(さおしろ あつし)と出会った。 和光を見るなり、敦が口にした最初の言葉はこうだ。 「知ってる?小賀坂葵(おがさか あおい)が帰国したんだって」 私は思わず和光の顔を見た。すると、彼も微笑みながら私を見つめている。 「悦子、また変な想像してるか?葵とはもう、とっくの昔に終わったことだ」 彼は顔を上げ、改めて敦に私を紹介した。 「紹介しよう。俺の彼女、夕部悦子(ゆうべ えつこ)だ。彼女も俺たちと同じ大学の出身だけど、学部は別だ」 正直に言うと、私は変な想像はしていなかった。 というのも、和光と葵の別れ方はお世辞にも綺麗とは言えず、さらに葵は皆の目の前で和光をブロックし、縁を切ったのだ。 その後、長い間葵の話題が出るたびに、和光は苦々しい表情を浮かべていた。 二人が昔話に花を咲かせている間、私は隣の棚へ食材を選びに行った。 戻ってくると、ちょうど敦のこんな言葉が耳に入った。 「実はさ、昨日、小賀坂から君の連絡先を教えてほしいって頼まれ……」
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九十九回の裏切りのその後

九十九回の裏切りのその後

珠々切ない恋愛人ひいき/自己中妻を取り戻す修羅場後悔
私――日高瑠奈(ひだか るな)は、九十九回目の入籍直前になって、恋人の鳴海誠司(なるみ せいじ)にとうとう本音を突きつけられた。 「俺、まだ若いしさ。もう少し遊びたいんだよ。 顔も地味だしさ、正直あんまり色気もないだろ。愛人ならともかく、妻にするにはちょっとな」 さすがに見ていられなくなった友人が、口を挟んだ。 「瑠奈はお前とここまで一緒にやってきただろ。一番大事な時期まで全部お前に捧げてきたんだぞ。瑠奈の母親も体が悪くて、ずっとお前たちの結婚を楽しみにしてたんだぞ。約束しただろ」 誠司は秘書の本間真琴(ほんま まこと)の腰を抱いたまま、うんざりした顔をした。 「同じ料理でも十年も食ってたら、そりゃ飽きるだろ。 別に俺は引き止めてないだろ。嫌なら金だけ持って出ていけばいいんだよ」 胸の奥が、すっと冷めた。 私は涙を拭き、中絶の予約を入れると、そのまま家の決めた縁談を受け入れた。 結婚指輪を選びに行った先で、誠司と鉢合わせした。 結婚なんてしない主義だと言っていたその男は、愛人の前に跪いてプロポーズしていた。 「真琴がさ、どうしても結婚指輪ほしいってうるさくてさ。 まあ、形だけだよ。気にすんなって。明日こそお前と入籍してやるよ。今度は本当だって」 その軽い口ぶりを聞きながら、私は婚約者にもらった大粒のピンクダイヤを掲げて、ふっと笑った。 「三日後に結婚します。ぜひその愛人と一緒に、私の結婚式を見届けに来てください」
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八時間のフライトで恋は終わった

八時間のフライトで恋は終わった

紗々婚姻生活妻を取り戻す修羅場後悔ひいき/自己中愛人切ない恋逆転
私、月島莉都(つきしま りと)が瀬尾晃成(せお こうせい)と別れて、五年目のことだった。 国際空港で、私は晃成と再会した。 彼は海外にいる妻、瀬尾依澄(せお いずみ)に会いに行くところで、私は仕事で海外出張へ向かうところだった。 しばらく言葉が出なかった。 先に口を開いたのは、晃成だった。 彼は少し気まずそうに、私へ軽く会釈した。 「ここ数年……元気にしてた?」 私も静かに答えた。 「ええ。元気よ」 それぞれの搭乗口へ向かう途中、晃成がふいに振り返った。 「莉都、あのとき……お前が会いに来てくれたとき、実は……」 その先の言葉は、空港のアナウンスにかき消された。 私は聞き返さなかった。 そのまま背を向けて、歩き出した。 あの年、私は遥か遠く離れた彼に会うため、飛行機に乗った。機内での丸八時間、一切の連絡が途絶えていた。けれど到着後、私の元に届いたのは意外なメッセージ。晃成はそのメッセージで私にすべてを打ち明けた。 彼には、ずっと別の女性がいたのだ。 一万キロの距離を越えて会いに行った先で、私はようやく気づいた。 あの恋は、私が思っていたよりずっと前に終わっていたのだ。
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