クラスで一番人気の彼女が裏ではポンコツで可愛い

クラスで一番人気の彼女が裏ではポンコツで可愛い

last update최신 업데이트 : 2025-07-04
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クラスで誰もが憧れる才色兼備の美少女・嶋野愛。 成績優秀で品のある立ち振る舞いで人気を集める彼女には誰にも知られていない“裏の顔”があった。それは恋人松岡瑞樹の前でだけ見せる甘えん坊でちょっぴりポンコツな素の姿。 完璧に見える愛とそんな彼女に振り回されながらも支える瑞樹の2人から始まる物語 物語は恋愛模様を軸にしながら、登場人物たちの家族との関係、将来への不安、友情との向き合い方といった青春の中にあるリアルな葛藤や成長を丁寧に描いており感情の機微やキャラクターの心の動きが繊細に描かれた本作はギャップのあるヒロインに癒やされたい人はもちろん読み応えのあるラブコメを探している方におすすめです。

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1화

1話(出会い)

「今日も嶋野さんは可愛いな」

「あのポテンシャルで彼氏いないって逆に誰なら彼氏になれるんだろうな」

「俺にもチャンスあるかな?」

「お前なんかにチャンスがあれば、既に嶋野さんは彼氏持ちだ」

「悔しいが否定できないのが現実だな」

「嶋野さんはアニメの中のヒロインがそのまま地上に降り立ったような存在だからな」

「じゃぁ、嶋野さんの彼氏になれる男はアニメの主人公クラスじゃないと務まらないな」

「そうかもしれないな」

「でも、それはそれで相手いなくね」

「確かに」

今クラスの男子達が話しているの俺たち2年2組で一番可愛く、学校でもNo1の可愛さを持っているといわれている嶋野愛についてだ。

嶋野さんに関しては入学した当日から噂になっており、才色兼備で勉強も運動も優秀で、まさに男子生徒がいっているようにアニメの中のヒロインがそのまま地上に降り立ったような感じだ。

この1年間で何人もの男子が嶋野さんに告白したらしいが、すべて振っているらしい。

途中からは付き合えたらラッキーぐらいで告白するやつや罰ゲームで告白しているやつもいたらしい。

本当にそうゆうのは気に食わない。

人の時間を奪ってくだらないなと思う。

ただ、当の本人は恋愛に関して興味がないらしく、全く相手にしていないし、学校でのこういった話も気にせずに今日も予習か復習をしている。

才色兼備と言われているが、ああやって勉強している姿をみていると嶋野さんの「優秀」は「努力」からきているものなんだろうなと思う。

周りの女子も嶋野さんの人と関わらないようにしている性格に遠慮して話しかけないようにしている。

だから基本的に嶋野さんは教室の中では一人である。

「愛ちゃんおはよう」

「さくらおはよう」

「4月なのにもう暑いね」

「私も今日は自転車忘れて歩いたから汗かいたよ」

「自転車忘れたの」

「うん。なんか途中で気づいたけど取りに帰るのがめんどくさくて」

「愛ちゃん馬鹿だよね」

「馬鹿じゃない。ちょっと忘れっぽいだけ」

「そうゆうことにしてあげる」

嶋野さんにも基本的に教室では一人だけど、友達が一人もいないわけではない。

今嶋野さんと話しているのは春乃桜という黒髪ロングの清楚系の女の子。

男子からは嶋野さんの次に可愛いNo2と言われている。

実際春乃さんの方が愛想もいいし、話しかけやすいところから男女からの人気が高いと思う。

横に圧倒的存在感の嶋野さんがいるからこそのNo2になって知っている感じだ。

もし他のクラスにいたら春乃さんがNo1になるのは間違いないだろう

嶋野さんと春乃さんは幼馴染らしく一緒にいることが多い。

そして教室の出来事を隅から観察しているのは分析しているクラスでのポジションは陰キャラこと松岡瑞樹だ。

自分のことを陰キャラとは認めているけど、スポーツも勉強もそれなりにできるほうである。

ちなみに昨年の最後のテストも成績は上位だった。

人付き合いは得意じゃないから友達はほとんどいない。

たまに話していたら同族の陰キャも2年生になったタイミングで別のクラスになってしまったから新しいクラスでは一人でいる。

「みんな席につけ~」

担任の先生が入ってきていつもの日常が始まる。

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1話(出会い)
「今日も嶋野さんは可愛いな」「あのポテンシャルで彼氏いないって逆に誰なら彼氏になれるんだろうな」「俺にもチャンスあるかな?」「お前なんかにチャンスがあれば、既に嶋野さんは彼氏持ちだ」「悔しいが否定できないのが現実だな」「嶋野さんはアニメの中のヒロインがそのまま地上に降り立ったような存在だからな」「じゃぁ、嶋野さんの彼氏になれる男はアニメの主人公クラスじゃないと務まらないな」「そうかもしれないな」「でも、それはそれで相手いなくね」「確かに」今クラスの男子達が話しているの俺たち2年2組で一番可愛く、学校でもNo1の可愛さを持っているといわれている嶋野愛についてだ。 嶋野さんに関しては入学した当日から噂になっており、才色兼備で勉強も運動も優秀で、まさに男子生徒がいっているようにアニメの中のヒロインがそのまま地上に降り立ったような感じだ。 この1年間で何人もの男子が嶋野さんに告白したらしいが、すべて振っているらしい。 途中からは付き合えたらラッキーぐらいで告白するやつや罰ゲームで告白しているやつもいたらしい。 本当にそうゆうのは気に食わない。 人の時間を奪ってくだらないなと思う。 ただ、当の本人は恋愛に関して興味がないらしく、全く相手にしていないし、学校でのこういった話も気にせずに今日も予習か復習をしている。 才色兼備と言われているが、ああやって勉強している姿をみていると嶋野さんの「優秀」は「努力」からきているものなんだろうなと思う。 周りの女子も嶋野さんの人と関わらないようにしている性格に遠慮して話しかけないようにしている。 だから基本的に嶋野さんは教室の中では一人である。「愛ちゃんおはよう」「さくらおはよう」「4月なのにもう暑いね」「私も今日は自転車忘れて歩いたから汗かいたよ」「自転車忘れたの」「うん。なんか途中で気づいたけど取りに帰るのがめんどくさくて」「愛ちゃん馬鹿だよね」「馬鹿じゃない。ちょっと忘れっぽいだけ」「そうゆうことにしてあげる」 嶋野さんにも基本的に教室では一人だけど、友達が一人もいないわけではない。 今嶋野さんと話しているのは春乃桜という黒髪ロングの清楚系の女の子。 男子からは嶋野さんの次に可愛いNo2と言われている。 実際春乃さんの方が愛想もいいし、話しかけやす
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2話
学校が終わり一人で家に帰り、制服から部屋着に着替えて机に向かう。決して勉強が好きだから机に向かっているわけではなくて、学校から帰ってのこの時間は何をしていいのかわからなくて勉強をしていたらいつの間にか習慣になっていた感じだ。さっき昨年のテストで上位だったと言ったが、この毎日の勉強が意外に役に立っているんだと思う。一応手ごたえを感じたからこそ継続できているのかもしれない。いつもは1時間ぐらい勉強したら漫画を読んだりライトノベルを読んだり、アニメをみたりしていて、たまにランニングもしている。中学3年生までサッカーをしていたこともあり、全く動かないのは気持ちが悪いから適度な運動はするようにしている。後は単純に太らないように。オタクで陰キャで太っているはなんか自分の中でダメなような気がしているし、このまま陰キャ度合いだけ成長していくのも悲しい。「ピンポーン」そうこう考えているとインターホンが鳴った。松岡家は両親と妹と俺の4人家族で両親が帰ってくるのはだいたい8時ぐらいで妹も中学3年生で受験生で今日は塾にいっているから親が帰ってくるまでは一人のことが多い。だからこの時間は誰もいないことが多いからインターホンが鳴ると自分が出ていかないといけない。「どちら様ですか?」「嶋野です」「えっなんで?」「さくらとの約束がなくなったので来ちゃいました」「なるほど、突然くるからびっくりしたよ」「ごめんなさい」「いいよいいよ。とりあえず入って」「ありがとう」玄関に立っていたのは、さっき教室で心の中で話していたクラスでNo1人気の才色兼備の嶋野愛だった。なんでクラスで一番人気の女の子が陰キャの家に来ているのかというと。それは嶋野愛は松岡瑞樹の彼女だからである。そう、俺と嶋野愛はお付き合いをしているんです。「そんなに制服ポイってしたらしわがついちゃうよ。ほら貸して、ハンガーにかけるから。スカートはどうする?着替えるなら短パン貸すよ?」「ありがとう。じゃぁ短パン借りる」「わかった」俺は部屋から彼女に合うサイズの洋服と短パンを持ってきて渡す。それを手に取り彼女は脱衣所で着替える。「着替えた」「うん、コーヒーとお茶どっちがいい?」「砂糖とミルクたっぷりのコーヒーでお願いします」「了解」そういって彼女はいつもの定位置のソファーに座ってテレビ
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3話
人間には誰にでも表と裏があると本で読んだことがある。実際自分自身も表と裏はあると思っている。他人に対して自分たちが表と思っているだけで、本当はその人の表じゃないこともあるだおる。例えば俺たちがテレビでみている芸能人が見せている顔は表なのか裏なのか?アイドルがファンに見せている顔は表なのか裏なのか...それは本人と身近にいる人にしかわからないことだろう。嶋野愛に対する認識もそうだ。学校に在籍している98%(俺と春乃さんを除く)ぐらいの生徒は嶋野愛は才色兼備の完璧な女の子だと思っている。しかし今見ているように嶋野愛の才色兼備で完璧な女の子は愛にとっての表じゃなくて裏なのだ。この認識は仕方がない、今の愛を他の人はみたことがないからだが、気づけば愛のイメージは勝手に才色兼備で完璧な女の子になってしまっているのだ。2年生の始まりのころの話だ俺は1年生から同様に教室の隅でボッチで過ごしていた。ただ、1年生の時と違うとすれば隣に嶋野愛がいたことだ。最初は心の中でガッツポーズをしたが、話す理由も勇気もないし、教室のでの嶋野愛は話かけるなオーラがすごいのもあり、隣同士で会話することはなかった。会話することはなかったが、嶋野愛が隣にいることで再認識したのが「嶋野愛に対する周りの過剰な評価」だった。「嶋野さんって天才だよね」「嶋野さんが成績悪いところなんて想像できないもんね」「嶋野さんって一度みただけで暗記してしまうらしいぞ」これは周りが勝手に思っているだけで、隣にいるからこそわかるが嶋野愛は天才というよりは努力家だった。予習復習をしっかりしているし、教科書を読んでいるときも片手にペンを持って大事なところにはマーカーで線を引いている。こんなことは天才はしないし、一度見ただけで暗記してしまう人はしない。まぎれもなく才能の天才ではなく努力の天才だと思う。でもこの「努力」が天才という言葉で片付けられているのは不憫だなと正直思った。誰しもが他人に評価されるわけではないと思う。事実松岡瑞樹は他人に評価されていないだろう。全く評価されないのも悲しいかもしれないが、違った方向に評価されているのもどうかなとは思う。「あの...」珍しく嶋野さんの声が聞こえた。誰かを呼んでいるのだろう。「あの...松岡くん」「えっ俺?」初めて嶋野さんに名前を呼ば
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4話
「嶋野さん一旦整理させて」「うん」今起きていることが自分自身が全く整理できていない状態になあった。あのクラスでもNo1人気の嶋野愛から「付き合って」と急に言われて動揺しない男がいるだろうかしかも毎日教室の隅で生きているような陰キャ男子生徒が。これは現実だろうかと思って自分の頬を叩いたりしてみたけど、夢ではないらしいしかも遊びに行こうみたいなノリではなく恋愛的な意味の付き合ってだった。松岡瑞樹は高校2年生になって生まれて初めて告白されました。しかも相手は嶋野愛です。僕はこのまま死ぬんでしょうか「松岡くん?」「嶋野さんがいっていることは理解できたと思う...でも俺と嶋野さんってちゃんと話したの今日が初めてだよね。お互いのこと全然知らないのにどうして?」「私のことをちゃんと見てくれていたし、私のことを認めてくれたから」「それだけ?」「あとは直感でこの人好きだなと思った」嶋野さんが思ったよりも単純な人だったことに驚きつつも、嶋野さんの頬は少し赤くなっていていつものクールな嶋野さんとは別人のような雰囲気になっていた。それをみたときに「これ本気のやつだ」と整理がついた。「急に言われて嬉しいよりも驚きのほうが上回っていて整理はできたけど頭では冷静に考えれてないかもしれない」「そっか...」嶋野さんの表情が明らかに暗くなった。なんかいつも違う感じで可愛いなと思ったのは内緒である。「だからさ!!今日の放課後公園でゆっくり話さない?」今の状況には驚いているけど、断じて嬉しくないわけではない。だってあの嶋野愛から付き合ってと言われたんだ。嬉しくないなんて言われたら俺の死後は天国ではなく地獄になるだろう。公園につくまで少し考えさせてくれる?もう少し冷静に考えたい。「わかった。ならA公園に集合ね」嶋野さんと公園で会う約束をして俺は急いで家に帰り準備をした。その間に嶋野さんの「付き合って」が頭の中で何度も浮かんできたが浮かれる気持ちを抑えて冷静に考える努力をした。「嶋野さんこっち!」「松岡くんのお家ってこの辺なの?」「そう。ここから5分ぐらいのところにある。一回帰って私服に着替えてきた」「ここの公園って人が少ないね」「この辺も過疎化で小さい子供も減ってお昼はおじいちゃんおばあちゃんのたまり場みたいになっているから夕方は人が
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5話
元々私は明るい子だったと思う。両親はいるけど物心がついたときには私のそばにはいなかった。だから私は幼少期からの記憶はお祖母ちゃんと一緒に暮らした記憶しかない。両親には年に1度会うか会わないかの親戚の人ぐらいの認識しかない。お祖母ちゃんは両親が一緒にいない分、私のことをいっぱい愛していっぱい甘やかしてくれた。みんなには才色兼備で完璧な女の子というイメージがついているけど、本当の私は甘えん坊のかまってちゃん。でも中学校に入ったあたりから男の子から告白されたりした。恋愛に興味を持つ時期だからこそ仕方がないことなのかもしれないが、私は恋愛に興味がなかったから全部断っていた。それに私は人見知りが強く人とのコミュニケーションが苦手で緊張して顔が強張ってしまう。告白を断るときも緊張して強張った顔でお断りしていたから不愛想な女って思われていたと思う。気づけば周りからの評価は「高嶺の花」扱いになっていてさくら以外の女の子も話しかけてこなくなった。それから徐々に尾ひれがついていき、嶋野愛は「才色兼備で完璧な女の子」というイメージがついていた。私は物事をよく知っているほうではなかったから「才色兼備」が最初はわからなかった。ネットで調べてみると才色兼備・・・すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること自分が思っている嶋野愛と周りから見た嶋野愛の評価は全く別物だと思った。運動も勉強も人並みにはできたけど、あくまで人並みで天才でもなんでもない。でもこの時から「才色兼備」という言葉は私に呪いのように付きまとってきた。みんなに失望されたくないと思って予習も復習もやったし、家でも勉強はしていた。運動もランニングなどをして運動部についていくぐらいの努力はした。中学の段階で身長は平均よりも高かったので、バスケやバレーは部活生ぐらい活躍したそれでも高校生は中学よりも甘くなくて、勉強も運動もレベルがあがっていて、同じ中学の子たちが私のことを話したのか、レベルは上がっているのに私に対する評価は中学以上になっていた。なんとか一年間は頑張ることができていたけど、2年目は無理かなと思っていた。「なんでそんなに頑張るの?」今まで頑張って当たり前のように思っていた私は隣の男の子の言葉の意味が理解できなかった「何がですか?」「隣で見ていて嶋野さんってすごく努力家なの
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6話(中村敬都との出会い)
「みっちゃん、デートしよう」「えっデート?」「うん。私はみっちゃんとデートしたい」「デートって公園いったりお散歩したり?」「違う違う。お買い物いったり、映画に行ったり」「流石にそれって俺たちが付き合っているのがバレたりしない?」「大丈夫じゃないかな。ちゃんと変装していけば。まぁ私的にはばれても全然大丈夫なんだけどね」「いやいや、俺がいろんな意味で死んでしまう」クラスで1番人気の嶋野愛と付き合っているのが俺みたいな陰キャとわかったら、陽キャ男子から放課後呼び出されたりするかもしれないだろ。しかし...「確かに俺も愛とデートしてみたいかも」「ほんと?」「うんうん。最近は一緒に勉強とかしかしてなかったからたまにはお出かけもしたいなと思って」「やったぁ。みっちゃん好き~~~」「はいはい」「チューして」「はいはい」「ぎゅーして」「はいはい」学校にいる嶋野愛と今目の前にいる嶋野愛は同一人物ではあるけど全くの別人だ。今の愛を学校の飢えている男子生徒たちがみたら確実に襲うかもしれない。 その点俺はまだ偉い方だと思います。 もちろん性的な目でみていないといわれれば嘘になるが、今のところキス以上のことはしていない。 ただ、甘えてくる愛の足とか胸とかをちょっとだけみてしまうことはあるけど。 だって男の子だもん... まぁいろいろな煩悩と戦いながらも愛からのおねだりは基本的にウェルカムなのでついつい甘やかしてしまう。「でもデートにいくならいくつか決めごとをしよう」「何?」「俺もいつもよりは違う雰囲気にするけど、もしものことがあるから外ではいつもみたいに甘えたりしないこと。せっかく今の嶋野愛というイメージがあるから、甘えん坊の愛をみたら学校の人たちがすごくびっくりしちゃうだろうから」「う~~~ん。みっちゃんがそういうならわかった」これは俺が個人的に甘えん坊の愛を他の人にみせたくない独占心というわけでは決してなくて。 今まで周りの期待に応えてきた愛のイメージを守るためだ。 別に学校の嶋野愛も今俺の前にいるちょっとぽんこつな愛もどちらも愛には変わりないんだけど それでも守って損はないイメージだから。 もう一度言うけど、決して甘えん坊の愛は俺だけのものみたいな独占心はないよ...「よし、決まりだ。なら次の週末にでも
last update최신 업데이트 : 2025-06-21
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7話
「本当にお兄ちゃんって髪セットしたりしたら雰囲気も見た目も全然変わるよね」「そんな変わるか?」「うん。多分学校の人とかお兄ちゃんとすれ違っても気づかないと思うよ」「そんなに???まぁそれはそれでいいかもな」「学校でもちゃんとしていけばいのに」「まぁ学校では陰キャポジションにいたいからな」「何それ、キモイな」「おい」今日は愛とデートの日。常日頃の俺は陰キャというイメージを保つため前髪は目にかぶっていたりやぼったいイメージを作っているけど、こうゆう遊びに行く日はヘアアイロンで髪の毛を巻いてワックスをつけてちゃんとセットしていく。セットなどに関しては中学3年生の春休みの暇な時間で練習した。元々美容には興味があってyoutubeでセット動画などをみるのも好きだったから、案外自分には向いていて楽しくなって続けていたら妹から別人と言われるぐらいには上手になったんだと思う。全国の男子よ、髪の毛はセットしたほうが絶対にかっこよくなるぞ!!と伝えてあげたい。「じゃぁいってくる」「はいよ。いってらっしゃい。愛ちゃんによろしくね」「おう!!」こうして誰かと遊ぶのいつ以来だろ。高校に入ってからは一度もないかもな。出かけるときも真紀や親とだったりしたからな。そんな考えたら愛とのデート緊張してきたな.....ちゃんとやれるかなそんなこんな考えたら集合場所についた。多分遠くから見ても時計台の下でひときわ目立っている美人が愛だろう。周りの男どもが明らかにちらちらみている。流石学校を代表する美人だ。「お待たせ」「.....」「えっ何?」「誰ですか...ってみっちゃん???」「そうだけど。真紀からも言われたけど俺ってそんなに違うの?」「全然違うよ。かっこよすぎて全然わからなかった。みっちゃんはちゃんとしたらこんなにかっこよくなっちゃうんだ。これからは気を付けないとな」「何を気を付
last update최신 업데이트 : 2025-06-24
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8話
愛とのデートを終えた俺は緊張感と疲れから解放されてベッドに転がっていた。帰ってからは真紀の質問攻めなどにあったりしたけど、それをちゃんと相手してやった俺のことを誰か褒めてほしい。 まぁそれはいいとして、今日遊んでいた時に一つだけ気になることがあった。「みっちゃんプリクラ撮ろう」「えっプリクラ?」「嫌?」こんなに甘えた顔で言われた嫌とはいえないじゃん「いや~~じゃない!撮ろう」結局最後は愛のお願い事をきいてしまう甘々な彼氏です その時にふと視界に入ったのが1人の男の子を3人組が囲んでゲームしていた。 はたからみれば仲間でゲームしているようにもみえるけど、様子がおかしく感じた。 愛が撮影した写真を編集しているうちに4人組の周りまで歩いてみた。近くまでいくと予想通りその4人組は俺たちと同じ学校の生徒で3人に囲まれていたのは俺と同じクラスの中村敬都という生徒だった。他の3人組もみたことがあるから同じ学年ではあるけど名前までは知らない。まぁ俺が知らないだけで有名な3人組なのかもしれないけど。 それよりも聞こえた会話の方が気になっていた「おい中村、今日の分の金もってきたか」「今週の分は先日渡したじゃないか」「あ~あれはも使っちまった。こいつが最近女できてよ。その女とのホテル代に使っちまったんだ」「そんなの知らないよ」「なぁ中村。お前の家金持ちでお前のばあちゃん認知症だけど財布にはいつも金入っているんだろ」「もうばあちゃんのお金には触りたくない」「ならお前の金をもってくればいいじゃないか」「....」「次の月曜日にいつもの場所で待っているからな」「.....」なんとも胸糞悪い会話だろうか。 今聞いた話だけでも中村は3人組に金づるとして利用されているんだろ。 俺は中村のお家事情なんかまったく知らないから金持ちだろうがどうかは知らないけど 今時このパターンのいじめが起きているのにも驚きだ。「みっちゃん終わったよ。って
last update최신 업데이트 : 2025-06-25
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9話
デートの次の日の1時間目、俺たちのクラスは体育だった。 しかも授業内容は2人1組という友達がいない陰キャにっては試練でしかない授業内容。 ちなみに授業内容はキャッチボール。 さて、相手はどうしようかな...そう考えていると中村敬都が一人で俺のことをみていた。 多分、あいつも一人だけど声かけるのか悩んでいるって感じだろ「中村も一人?」「うん」「なら組もうか」「うん」元々おとなしい印象だったけど実際に喋ってみると想像以上におとなしいな。 今おとなしいのは性格だけが原因ではないのかもしれないけど「なぁ中村」「何?」俺たちはキャッチボールを終えて隅っこに腰をおろした。 陰キャは隅っこ暮らしなのです。「昨日の夕方○○のゲームセンターにいなかったか?」「.....」中村は驚いた顔をした後、顔を下に向けた」「単刀直入に聞くけど、お前っていじめられているの?」「松岡くんってデリカシーないね」「いや、あの場面をみたうえで回りくどく聞く方がデリカシーなくないか」「確かにそうか」そういって中村はまた下をむいてうなずいた「いじめられているというか、金をあげるようになったのは最近で。たまたま○○のゲームセンターで遊んでいたら話しかけれれて、最初は一緒にゲームしていたんだ」中村の話は少し遡る...「あ~また負けた。って金もうねーじゃん」「僕がおごろうか?」「まぢ?サンキュー」最初は100円200円の話だったのが、次第に額が増えていき、いつのまにか昼ご飯をおごらされるようになって、今に至るそうだ。 もちろん中村は断りもしたらしいのだが、3人組のリーダーが暴力的なおどしをしてきたことによって1週間に1度お金を渡すことになったそうだ。 話をきいているうちに怒りがこみあがってきたがなんとか中村にばれないように平常心を保った。 陰
last update최신 업데이트 : 2025-06-25
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10話
「ねぇ松岡くん」「何?」「一つだけ聞いていいかな」「仕方ない。一つだけだぞ」「なんで嶋野さんがここにいるのかな?」「やっぱそこ気になる?」「気になりすぎるし、最初入ってきたときにびっくりしすぎて言葉失ったから」「まぁそうなるよな。ここにいる嶋野愛さんは松岡瑞樹の彼女でございます」「ええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!「そんなリアクションになるわな」「ねぇみっちゃん。この人誰」「愛さんや。それはいくらなんでも中村が可哀そうだろ」「だってみっちゃんとさくら以外のクラスメイトの名前なんて覚えてないもん」「俺としては喜んでいいようわからんが」ちなみにさくらは春乃桜という女子生徒のことだ「喜んでいいし、私のことをほめてほめて」「はいはい。よしよし」「へへへへへへ」会って数分で中村の嶋野愛に対する印象が180度変わりつつあるのがわかる「嶋野さんって本当はこんな感じの女の子だったんだね」「そうそう。俺も最初はびっくりしたんだけどな。なんたってクラスでNO1の才色兼備の完璧な女の子ってイメージもたれているからな」「そうだね。でも学校にいる嶋野さんよりこっちの嶋野さんの方が親近感が湧いていいけどな。ただ、学校では賛否がありそうだけど」「そこなんだよ。だから俺たちは交際していることを隠しているんだ」「私はいってもいいんだけど」「愛のために言っているんだけどな」「みっちゃんが私のことを考えてくれているだけで嬉しいよ」「ならずっと考えておくね」「へへへっ」「中村にはこれからこんな感じになってもらうかなって思ってる」「こんな感じ?」「単純な質問なんだが、今のここにいる愛と学校にいる嶋野愛に感じることはなんだ?」「ギャップ?」「そう!!流石。中村
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