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不死身青年と殺人鬼少女の青春Ⅳ

ผู้เขียน: kumotake
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-07-28 21:25:41

 現時点での時刻は、おおよそ十六時頃だろうか......

「......っ」

「......」

 いや、もしかしたらもう既に、そこから一時間程経過して、十七時になってしまっているのかもしれない。

 なぜなら、今いるこの場所を訪れた時よりも、少しだけ周りの人間の数が、多くなって居るからだ。

 しかしまぁ、今僕達が居るこの場所を思えば、この時間帯にこれだけ人が集まる現象は、実はそこまで珍しい事柄でもない。

 なぜならこの場所は......

「......あ、あのさ......」

「なに?」

「いや......とりあえず、何か頼まないか?」

 大学から程近い、所謂ファミリーレストランと言われる場所だからだ。

 ファミリーレストランという場所は、一般的には気楽に入ることが出来る飲食店として、様々な年齢層の人達から愛されている。

 値段がリーズナブルな点は、その要素の最たるモノの一つであろう。

 さらに付け加えるなら、メニューとして出されてくる料理の味が、安定しているということだ。

 まぁそれは、大抵のファミリーレストランが、大型のチェーン店であるが故に、しっかりとしたマニュアルに従って料理が作られているからなのだろう。

 手頃な値段で、安定した美味しい味の料理を食べることが出来る場所。

 そんな快適を絵に描いた様な場所で、僕は今、まるで針の筵のような心境で、店員さんに渡されたお冷に、口をつけて、うなだれる。

 どうして今更、僕がファミレスについてこんなに事細かく説明するかというと、そうしなければ僕の心が、僕の精神的な何かが、確実におかしくなってしまいそうになるからだ。

 無理もない。

 なんせ今、僕の目の前に座っている彼女は、昨日僕を刺し殺した張本人で、間違いないのだから......

「......」

 なんだろう、考えてみれば、僕はココ最近、運が悪いどころか、不幸なことがあまりにも多く起き過ぎている。

 不死身の異人に成り果てた、あのゴールデンウィークの惨状も、切っ掛けは僕の不運が招いた、不幸な事故だった。

 それに加えて、昨日のアレだ......

 もしも彼女が本当に、殺人鬼の異人というコトならば、もしかしたらあの時から、もしかしなくてもあの時から、偶然ではなく必然的に、僕は異人という存在に、近付き過ぎてしまっているのかもしれない。

 あぁそうか、だからきっと相模
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