Beranda / BL / BL小説短編集 / トリプルバトル裏2

Share

トリプルバトル裏2

Penulis: 相沢蒼依
last update Tanggal publikasi: 2026-01-30 06:07:40

恋人の宮本にまで喧嘩を吹っかけていた展開を聞き、橋本に逢ったときに菓子折りつけて謝罪しなければと、テーブルに置いてるスケジュール帳に手を伸ばした。

橋本に逢う週のページを開き、※高級菓子折りつきでハイヤーに乗り込む。という注意書きをしておく。もちろん黒い手帳の預かり料も、自動的に込みになる。

「それって昴さんが、いろんなヤツと喧嘩がしたいだけでしょ。気に食わない相手なら、立てなくなるくらいに打ちのめすくせに」

『さすがは昇さん、俺のことをよく分かっていらっしゃる』

「つまり、橋本さんと宮本のことが気に入ったんだね」

これまでの会話から察することができた、笹川の心情を言い当ててやる。

『やっぱり分かっちまうか』

「たとえるなら、そうだなぁ。恋人が仮出所してきたんじゃないかと思わせるような、妙なテンションだったからね。簡単すぎるでしょ」

『俺さ、宮本が欲しくてたまんねぇ』

「なんだかなぁ。昴さんの言い方が、どうにも卑猥なものにしか聞こえない。橋本さんが今のを聞いたら、速攻でブチのめしに来るよ」

注意する感じの強い口調で言ってみたのに、電話のむこう側の笹川がクスクス笑いだした。

Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci

Bab terbaru

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ16

    「恭介のヤツ、なにか弾く気だ。和臣くんのために、カッコいいところをみせようって魂胆だな」 橋本が笑いながら説明したら、宮本も遠くにいるふたりに視線を飛ばした。「キョウスケさん、すごいですね。ピアノも弾けちゃうなんて」「外資系の証券会社にお勤めの、仕事ができる超イケメンで、なにをやらせても器用にこなす男を、絶対に俺は敵に回したくはないな。っていきなり難易度の高そうな子犬のワルツを弾くって、やっぱりすげぇ……」「二匹の子犬が、仲良くじゃれあっているように聞こえます。楽しそう」 そのまま演奏を続けると思ったのに、変なところで音は鳴りやみ、榊が両手を膝に置いたまま、橋本たちを見る。それにつられるように、和臣も自分たちを見て、なぜかピースサインを送った。「陽さん、俺たちを見てますよね?」「そうだな。これから、なにかあるのかも……」 視線をピアノに戻した榊は、深いため息をついてから細長い指で力強く鍵盤をたたく。高音から低音にメロディが流れるその前奏は、アレンジされたものだとすぐに気がついた。「これって、恋人はサンタクロースって歌ですよね。なんか原曲よりも、すごい迫力がある感じ……」「なんつーか、雅輝の運転に似てる気がする」「へっ? 俺の運転ですか? こんなに激しくないですって」「おまえはそう思っていないだろうが、隣で乗った俺の印象がそのまんま、演奏でうまく表現されてる。恭介は乗っていないのにこんな表現ができるということは、和臣くんから聞いた感じを、ああやって音楽で表しているんだな」 一音一音が弾んでいるだけじゃなく、軽快でリズミカルな雰囲気は、宮本がコーナーを駆け抜けるときに見せる表情みたいだと、橋本はつけ加えた。「あのね、陽さんっ」「なんだ?」 曲がちょうど、サビの部分に突入したときだった。それを耳にしながら、宮本の顔を見る。(恭介のチョイスした歌が『恋人はサンタクロース』だからか、雅輝がサンタクロースに見えなくもない)「これ、受け取ってください」 宮本は橋本のデザートが置いてあった場所に、濃紺のビロードの箱をそっと置いた。見るからに宝飾品が入ってますというそれと、宮本の顔を交互に眺める。「安心してください、指輪じゃないんで」 橋本が問いかけようとした矢先に、たたみかける感じで告げた宮本の顔は、耳まで真っ赤になっていた。

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ15

    ☆ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒「どれをとっても美味しかったですね!」「予約が一年待ちというのもわかる気がする。静かにピアノが流れる店の雰囲気や、ここからの眺めも最高だしな」 橋本が窓の外を眺めたタイミングで、宮本はもじもじする。目の端にその動きを察知したので、思わず声をかけた。もちろん周りと宮本自身に配慮して、声のトーンを落とすのを忘れない。「どうした、トイレか? 遠慮せずに行けって」「違いますよ。そんなんじゃないです……」 ちょっとだけ不貞腐れながら、出されたデザートのケーキにフォークを突き刺す。その様子はケーキに当たるような感じに見えたので、なんだかなぁと思いながら話しかけた。「おいおい、やめてくれよ」「なにがですか?」 手荒に何度もスポンジにフォークを刺す宮本に、橋本は瞳を細めながら口を開く。「雅輝が俺の中を、そうやって荒っぽくグサグサしたら、たまったもんじゃねぇなぁと思ったんだ」「そんなことしません。大事にいたす所存です」「ホントかよ」 橋本がカラカラ笑うと、宮本は「本当なのに!」とむくれながら呟いた。「俺のデザートやるからさ」 言いながら、宮本の前にデザートを差し出す。それを不思議そうに眺めたのちに、橋本に視線を飛ばした宮本の顔には、疑惑という二文字が浮かびあがっていた。「陽さん、なにを企んでるんですか?」「企んじゃいねぇよ。ただ、めちゃくちゃにしてほしいだけだ」「なっ!?」 いきなりなされた橋本の要求に、宮本は椅子の上で小さく跳ねた。「おっと、危ない!」 ちょっとグラついただけなのに、なぜか上半身を屈める宮本を見て、橋本が慌てて声をかける。「危ないって、おまえのその動きはなんだ?」「やっ、別になにもありませんよ、本当に!」「そういやおまえ、料理の中盤から、なーんか動きが怪しかったんだよな。視線が定まっていなかったし、変な作り笑いして俺に合わせていたというか」 橋本がここぞとばかりに追求しかけた瞬間、それまで聞こえていたピアノの音が聞こえなくなった。どうしてだろうとグランドピアノがあった場所を見てみると、そこにはなんとピアノの椅子に榊が腰かけていて、すぐ傍に和臣が立ち竦み、にこやかに談笑していた。

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ14

    「陽さんってば、俺をやり込めたのが嬉しくて、そんなふうに笑ってるでしょ」「それは違う。おまえがちゃんと彼氏らしく最初からアイツを牽制したり、追っ払ってくれたろ。前はそんなことすらできなくて、おどおどしていたじゃないか」 橋本に指摘された宮本は、あいまいな表情を作って黙り込む。「なんだよ、褒めてやったのに」 宮本が形容のできない妙な表情をしているせいで、場の雰囲気があまりよくなかった。「すみません。俺あまり褒められたことがないので、どんな態度をしていいのかわからなくて」「だったらこれから、俺がうんと褒めてやる! そしたら慣れるだろ?」「陽さんが俺を褒める……」 橋本が声高々に褒めると言ったのに、宮本の顔色は相変わらずだった。そのせいで無駄に上げた橋本のテンションも、だだ下がりする。「なんだかなぁ。バレンタインには女からチョコ貰ったり、クリスマスイブには俺の前で男に誘われたりと、すげぇモテてるというのに、本人まったくその自覚がないっていう」「確かに陽さんと付き合ってからは、服装に気をつけたりしましたけど、それ以外は全然変わってないんです。それなのに周りの扱いが一気に変わってしまって、困惑しているというか」 グラスを意味なくぐるぐる回しながら告げられたセリフを聞いて、橋本なりに考えながら語りかけた。「なんつーか、ほら。ド近眼の眼鏡を外したらイケメンだったキャラみたいな感じで、雅輝も変わったんだと思う。冴えないモブキャラが、格好いい主人公に変身しちゃったと表現すればいいか」「俺が格好いい主人公?」 目を大きく見開いて反応した宮本に、橋本はほっとする。このまま無反応を決めこまれてしまったら、正直持ち上げようがないと思っていたので、心底安堵した。「だから、もっと自信を持てって。俺の彼氏!」「陽さん……」「もう少しだけ自信を持ってもらわないと、俺の実家に行ったときに、大事なところで下手こくのは、どこの誰だ?」 おどけた口調で問いかけた橋本に、宮本は満面の笑みを唇に湛えてまっすぐ前を見る。「下手こかないように、陽さんの実家に顔を出すまでちゃんと練習して、自信をつけておきます」「そうしてくれ。すみません、アップルタイザーください」 ちょうど料理を運んできたウェイターに、宮本と同じ物を頼んだ。「あれ、もう飲まないんですか?」「誰かさんが、

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ13

    「次の日のお仕事の関係でアルコールを断念しているお姿に、大変感銘を受けました。機会がありましたらお仕事がないときにでも、美味しいワインのある名店にご案内したいです」(あー、はいはい。俺はフェイクということね。だよなぁ。年増の俺を誘うよりも、若い雅輝のほうが食いごたえがあるだろうよ! それに見た目がまんまネコの雅輝を誘えば、簡単に挿入できそうだしな。や~い、騙されてやんの!)「ぉ、俺ですか?」 含み笑いしながら、心の中でヤジを飛ばしている橋本を尻目に、宮本は自分を指差しつつ驚いて椅子に座りなおす。「はい。お客様はアルコール、いける口なんでしょう?」「それなりにいけると思いますけど、お酒を飲むと車に乗れなくなるので、俺は飲みません」「ですからお仕事がないときに、ご一緒したいなぁと思っているんですが」「恋人に呼び出されたときに、お酒のせいで逢いに行けなくなるのが嫌なんです。だから俺は飲みません」 言いながら、宮本は橋本に視線を飛ばす。会話に加われと無言でいきなり無茶ぶりしてきた恋人に、めんどくせぇと思いながら前園を見た。すると、瞳を細めてニッコリ微笑まれてしまう。「あのさコイツ、こんなふうに見えるけどタチだから」 意味のわからない前園の笑みをジト目で返しながら告げると、呆けた顔に変わった。「はい?」 橋本が告げたセリフが信じられなかったのか、何度も目を瞬かせて自分を見つめる前園に、不機嫌を示すべく、眉間に深いシワを寄せながら説明する。「だからアンタが誘っても、跨ることはできないって話だ。わざわざ恋人がいる前で、誘うんじゃねぇって」「ああ、そうでしたか。てっきりご兄弟かと思いました。年が離れていたようにお見受けしたので」「陽さんとは兄弟以上の関係ですので、お引き取りください。ワインのお代りは無用です」 彼氏らしくキッパリ断った宮本に、前園は残念そうに去って行った。「雅輝、モテるじゃねぇか」 羨望と嘲りの混じった笑みを浮かべると、顔を歪ませながら肩を竦めて小さなため息をつく。「てっきり陽さん狙いだと思いました。俺を誘うなんて、趣味悪いですよね」「それってさりげなく、俺の趣味が悪いって言ってるだろ?」 わざと不貞腐れてみたら、金魚のように口をパクパクさせる。「やっ、そんなことはないですって。むう……」 あからさまに慌てふためく様子

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ12

    「陽さんってば、もう!」「はじめてのイブと、雅輝の両親に認められた記念日に乾杯なんだから、ちょっとくらい大目に見てくれてもいいだろ」「酔っぱらった陽さんの相手をする、俺の苦労を思い知ってほしいです」 宮本は面白くないと言いたげに、ぶーっと唇を前に突き出して、思いっきり不貞腐れた。「歩ける状態で帰れるように、ちゃんと調整するから」「それもそうなんですけど、酔うと際限なくエッチになるせいで、相手をする俺が大変なんですよ」「ブッ!」 もう一口飲もうとしていたのだが、告げられた内容が衝撃的すぎて、思わず吹いてしまった。「おまっ、声のトーンもう少し落とせって」「誰のせいだと思ってるんですか」「わかった、わかったから。ちょっとずつ飲むことにする……」「お願いします!」 いつも通りのやり取りをしてやり込められた橋本が、不満を残しながらワインを飲み込んだ瞬間だった。「お話し中のところ失礼いたします。ワインのお代わりはいかがでしょうか?」 さきほど橋本たちにワインを給仕したウェイターが微笑みながら、ボトルを片手にいつの間にか傍に控えていた。「あ……」 グラスの中はあと三分の一くらいしか残っていなくて、これから料理が出てくることを考えると、お代わりしたいところだったが、目の前にいる宮本の顔色を窺ってしまうのは必然だった。「陽さん、俺に遠慮せずに飲んだらいいじゃないですか」「じ、じゃあお願いします……」 苦笑いしながら頭を下げると、「よかったですね」なんていうことをウェイターから告げられてしまった。その言葉に橋本が目を瞬かせると、その視線に絡めるようにまなざしを向けられる。「ご自分だけアルコールを嗜んでいると、ご一緒している方に気を遣うのは当然のことです」 静かに白ワインを注ぎながら橋本の心中を察するセリフを、内心ウザく感じた。「はあ、まぁそうですね」 ウェイターからのねちっこい視線を感じて顔を背けると、正面にいる宮本が憮然とした表情で不快感を露にしていた。「私当店でソムリエをしております、前園と申します。今日お越しのお客様の中で、一番美味しそうにワインを召し上がっていたので、お声がけさせていただきました」「一番美味しそうに、ですか……」 広いフロアには30名前後の客がいるというのに、その中で一番と指摘されてしまった手前、なんだか気恥

  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ11

    (おまえがそうやって不思議そうにしてる顔、俺なんかよりも、ずっと可愛いって思うんだけどな――)「あのときは、佑輝の駄目さ加減が思いっきり露呈しちゃって、有能な江藤ちんがフォローしきれなかっただけなんですよ。「俺の躾が行き届かずにすみません」って謝ってる傍から、父さん母さんも至極済まなそうになっちゃって、自分たちの育て方が悪かったせいだと口にして、頭を下げる事態になったんです」 その当時のことを思い出し、ひどく沈んだ表情になった宮本。長々と告げられたセリフに納得した橋本は、小さなため息をついた。「なるほどな。それであのとき、妙に緊張した顔になっていたのか」「陽さんの身内に、きちんと話をしなきゃって、前日まで考えていたのを、いきなり自分の親に挨拶することになっちゃって、頭の中が真っ白になりました」 困った顔して頭を抱える宮本の姿に、プッと吹き出しそうになる。実際に橋本の実家に挨拶に行くときは、今以上に困惑するんだろうなと思いながら語りかけた。「どっちにしろ、挨拶することには変わりねぇだろ。気負いすぎなんだよ、雅輝は。見た目以上にしっかりしている、自分を信じろって」 頬杖をやめて、にっこり微笑みながら宮本にしっかり向かい合う。そんな橋本の笑みにつられたのか、暗い表情から少しだけ明るい顔を見せた。「失礼いたします、グラスワインのお客様」「はい」 説明したウェイターとは違う黒服の店員がやって来て、橋本の目の前に白ワインの入ったグラスを置いた。品のあるグラスに注がれたワインは、天井の照明を受けてキラキラ輝く。宮本が頼んだアップルタイザーも、同じように煌めいていた。 黒服の店員が去ってから、同時にグラスを手にする。「雅輝と過ごす、はじめてのイブに乾杯!」「陽さんが俺の家族に認められた記念日に乾杯!」 それぞれ違うセリフを告げて、グラスをカチンとぶつけてから口をつける。芳醇なブドウの香りを堪能しつつ、白ワイン独特の風味を舌でしっかり味わった。「こりゃ何杯でも行ける酒だ、ヤバい」 あまりの美味しさに、心の中で留めていたことが、言葉となって出てしまった。「樽ごと飲みたい、陽さんの気持ちはわかってますけど――」「わかってるって。自重するから」 自重すると言ってる傍から、グラスの半分を一気に飲んでしまった。

  • BL小説短編集   不器用なふたり トリプルバトル2

    *** 橋本の運転するハイヤーの後部座席に乗り込んだ宮本は、顔を思いっきり背けて車窓を眺めていた。(陽さんってば、どうして平然としてられるんだろ。いくら喧嘩慣れしてるからって、相手は暴力団幹部でしょ。こんな夜更けに逢うなんて、危ないじゃないか。消される可能性だってあるというのに――)「ドンケツ」という極道(ヤクザ)漫画を頭の中で思い出しながら、膝の上に乗せた黒い手帳の重みを感じつつ奥歯を噛みしめる。そうしていなければ、恐怖で躰が震えそうになった。「雅輝、明日は仕事だろ?」「はい。そうですけど……」 ガチガチに緊張しているところに投げかけられた質問は、すぐに答えられるものだった。

    last updateTerakhir Diperbarui : 2026-03-28
  • BL小説短編集   不器用なふたり 新たなる挑戦7

     ワンエイティが横付けされたのをきっかけに橋本が助手席から降りると、バトル後でぼんやりしていた俺も、慌てて運転席から降り立った。「まーくん、お待たせ♡」 泣き真似した女が宮本に抱きつこうとしたので、橋本は無言のまま女の襟首を掴んで、素早くそれを引き留めた。「おじさんってば、ちょっとくらいいいじゃない。私の完敗だったんだし、まーくんに慰められたいんだってば」「余計な刺激を与えるな。バトルしたあとで、雅輝は疲れてるんだから」「とかなんとか言っちゃって。本当は恋人のまーくんに、触れられたくないだけでしょ?」 女が告げたセリフに橋本はたじろぎ、掴んでいた襟首から手を放すと、すかさず腕を掴

    last updateTerakhir Diperbarui : 2026-03-28
  • BL小説短編集   不器用なふたり 新たなる挑戦

     大学生のとき、友人だと思っていた同性から好きだと告白された。好きの意味が恋愛感情だというのは理解できたものの、それ以上の感情で友人を見ていなかったため、困惑しながら断った。 それでも友人は俺のことを諦めずに、何度も告白を繰り返した。結局そのしつこさに根負けして、付き合うことにした。 同性とのはじめての付き合いは、異性との交際に比べて楽しかった。友達よりも親密な関係になることに最初は戸惑いもあったのに、それを吹き飛ばしてしまったのは、友人が俺のことを心から愛してくれたからだろう。 その想いに報いようと、俺も友人を愛した。その結果、束縛する気持ちが芽生えはじめ、友人の友達付き合いを狭める

    last updateTerakhir Diperbarui : 2026-03-27
  • BL小説短編集   恋のマッチアップ番外編 膠着状態14

    抱きしめながら偉そうに胸を張り続けると、笹良は俺に冷凍庫並みに冷たい視線を送った。「自画自賛するなんて、加賀谷らしい……」「バスケもエッチも上手な俺のこと、笹良は意識しない?」『好き』という言葉をあえて封印して、笹良が答えやすいように誘導する。そんな考えをあっさり見破っているだけに、笹良は素直に答えるのが悔しくてならなかった。「どうだろうな……」「気にしろよ」 意味深に微笑むなり、笹良の背中に触れていた手が、ゆっくり下りていく。背中から腰へ、そして――。「ちょっと待てっ!」 リーチの長い俺の腕を、笹良は慌てて掴んで動きを止めた。「さっきは、指2本しか入らなかったからな。あ

    last updateTerakhir Diperbarui : 2026-03-27
Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status